大きい声では言えませんが、実は僕はキリストの事を聞いたり話したりするのがとても好きなのです。
子供は、見たものしか理解できません。僕も子供にならって、キリストについての素朴な感想を書きたいと思います。
新訳聖書は二千年前のキリストの言行について書いてありますが、その中の記事はどれもそっけないほど簡潔です。しかし、その記事のひとつひとつを心の中に再現して、登場人物、特にキリストと対話している人になりきって読んでみると不思議と今の自分の生活や心情に響いてくるものがあります。二千年前の物語なのに今の自分が慰められたり、力づけられたり、あるいは心の醜さをせめられたり、深い感動を味わう羽目になります。聖書とは心で読む書物なのです。
僕には、キリストの「つべこべ言わずにすぐ側にいる人を愛したら?」と言う声が聞こえるような気がしてならないのです。