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- 2004/12/01 (水) フォナック落選
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先月発覚したハミルトンのドーピング疑惑も信じられないニュースだが,ここに来て所属チームのフォナックがUCIプロチームに選ばれないというとんでもない事態になった。ハミルトンを初め,今年のツールで大活躍したランディス(元UPポスタル)や,ボテロ,ペーニャといった有名選手を擁する有力チームが,来年のツール・ド・フランス等のメジャーレースに出られないということを意味するからだ。
チームは直前にハミルトンを解雇するなどして解決を図ったみたいだが,一連のドーピング疑惑への対応がいろいろと後手に廻りすぎて,自浄努力が見られないという評価になったようだ。それにしてもなあ…。
特に今年のツールでアームストロングやウルリッヒに迫る総合力を見せたランディスの今後が気になるところだ。ハミルトンのドーピングというのも信じられない話で,ハミルトン自身の主張の方が明らかに説得力があるのだが,どうなることやら。早く潔白が証明されて欲しいものだ。間違ってもパンターニのような結末にはならないで欲しい。
- 2004/12/03 (金) 日大ハム
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hnemoto先生から結婚祝いにいただいた日大ハム(通称)を食べた。日本大学の生物資源科学部に付属する食品加工実習センターで作られたものだ。本来は実習のための施設だが,実習以外の時間に本職の技術者がハム等を作っていて,それを外販しているらしい。
食べてみるとスモークの香りがすばらしく,非常に美味しいハムだ。普通に買える大手メーカー品より間違いなく美味しい。良い物をいただいた。
- 2004/12/04 (土) お歳暮
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hnemoto先生にお礼したいし,その他お世話になった人たちにということでアンリ・シャルパンティエのお菓子の詰め合わせをいくつか手配する。Web通販でのし紙まで全部手配できるので便利だよな。
- 2004/12/05 (日) 夏日
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12月だというのに最高気温が25℃を超える夏日となった。低気圧が南の暖かい空気を持ってきたためだが,それにしても異常だ。今年は台風が10個上陸するなど気象的にはいろいろと記録づくめだったな。
本来なら行楽日和なのだが,今日は休日出勤しなくてはならなかった。myuuさんの体調が悪いので,帰宅後にクリームシチューを作って二人で食べる。こういうものを作るのは何年ぶりかな。それなりに美味しくできた。
- 2004/12/06 (月) 寒い
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うって変わって今日は寒いのでコートを出すことになった。ほんとに目茶苦茶だよな。加湿器をリプレースしたいのだが,やはりボネコかなあ。
- 2004/12/07 (火) 訃報
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会社の同僚の人が心不全で突然亡くなったそうだ。個人的にそれほど親しかったわけではないのだが,以前同じ部署で働いていた先輩なのでやりきれない思いは強い。今年は最後まで訃報につきまとわれているなあ…。
- 2004/12/08 (水) きゃべつ畑
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なんとなくお好み焼きを食べたい気分だったので,まだ行ったことのなかった「きゃべつ畑」に行ってみた。なかなか美味しいし,いろいろと面白いお好み焼きもあってリピートしても退屈しなさそうだ。店も広くてゆったりしていて良い感じである。
練馬にはこれは凄いというホームラン級の店はほとんど無いが,そこそこ美味しい店は沢山あるな。
- 2004/12/10 (金) J-COM TVデジタル
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今日は先日の休日出勤の代休だ。申し込んでおいたJ-COMのCATVの工事をやってもらった。CATVは以前アナログのものを契約していたのだが,2年前にEPステーションでCS110放送が見られるようになったのを機に解約していた。
今回再び導入したのは,昨年末からデジタル放送のサービスが受けられるようになっているからだ。計算すると現行のCS110の契約を解除してJ-COM TVデジタルに移行した方が安くなるし,それに加えて地上デジタル放送も見られるようになる。もちろんそんなことは以前から分かっていたのだが,工事待ちが長くて数カ月待たされるという話があったのでとりあえず落ち着くまで見送っていたものだ。
内訳 CS110 J-COM 基本料金 410円 5,229円 基本chパック 2,730円 JSPORTS1〜3 2,100円 AT-X 1,575円 1,575円 フジテレビ721+739 735円 735円 合計 7,550円 7,539円
CS110の契約を絞っていたため総額ではほとんど変わっていないが,実際にはCS110では基本chパックに入っていないチャンネルがJ-COMでは基本契約に入っているものが多く,見られるチャンネル数は大幅に増えている。またNHK受信料の団体割引もあるし,地上デジタル放送も見られるようになったのが大きい。
WOWOWもJ-COM経由の支払いにした方が安くなるのだが,WOWOWセゾンカードを持っているとセゾンカードのポイントをWOWOW視聴料に交換することができて得なので,ポイントが無くなるまでは個人契約にすることにした(このポイント交換はJ-COM経由支払いだとダメだそうだ)。
工事は単にテレビにSTBをつなぐだけだろうと思っていたら,実は少し大がかりなものになった。J-COM TVデジタルではユーザーからの上りの信号をケーブルモデムを使って送るようになっており,そのためにはマンションの壁のアンテナ端子をより特性の良いものに変更する必要があるというのだ。結局なんだかんだで2時間ぐらいかかってようやく設置工事が完了した。STBは松下のTZ-DCH500だ。以前から使っていたデジタルチューナー(TU-BHD100とEP-P100)も松下製なので基本的な操作体系は同じだが,EPGなど多少使いにくくなっている点もあるな。
その後はmotoka先生からランチのお誘いが入ったので,3人で久しぶりに池袋聘珍樓へランチを食べに出かけた。日替わりランチが値上げされていたのは残念だ。安くしすぎて客層が悪くなったという判断なのだろうか。もちろんすばらしく美味しいのだが,以前ほどC/Pが良くは無くなってしまったなあ。
- 2004/12/11 (土) なかまる
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久しぶりに東林間の「なかまる鮨」へ寿司を食べに行くことになった。前回からはなんと一年ぶりだ。メンバーも同じでtomtiaさん,ひらりん,myuuさんと僕の4名。前回同様巨大な鰤のカマ焼きを焼いてもらって食べたりして,楽しかった。
今回は帰りのロマンスカーも予約して切符を買って行ったのでスムーズに帰れた。やはりこうしないとtomtia邸にずるずると長居してしまっていかんよなあ。(笑)
- 2004/12/13 (月) DVD-RW2
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DVDドライブの技術進化は激しいもので,ライトワンスのDVD-R/+Rに続いて書き換え型のDVD-RW/-RAM/+RWも高速化されていくことになった。それは良いのだが,ここに来て新たな互換性の問題が発生しているそうだ。
- nikkeibp.jp デジタルARENA 「ズームアップ:書き換え型の規格は高速化対応で2つに分裂、DVDの混乱状態はさらに悪化へ」
ただでさえメディアが5種類あってわけわからんと言われるのに,その上さらに3種類のメディア(DVD-RW2/DVD-RAM2/DVD+RW High Speed)が追加されるわけだ。分かってしまえばたいした問題ではないのかもしれないが,メディアの購入時にはいままでとは違う注意が必要になる。
個人的には5倍速以上の高速化に実用上の意味があるとは思えないのだが,CDの時と同じ馬鹿げた数字の追求は今後も止まらないのだろうな。
- nikkeibp.jp デジタルARENA 「ズームアップ:書き換え型の規格は高速化対応で2つに分裂、DVDの混乱状態はさらに悪化へ」
- 2004/12/18 (土) 新宿周遊
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買物等,いくつか用事があるのでまとめて新宿で片づけることにした。二人で昼前に出て都庁前駅から新宿三井ビルの54階にある聘珍樓へ。新宿店に行くのは初めてだ。日替わりランチの類があるのかと思ったが,無かったので単品で新宿店特製の五目つゆそばを食べた。美味しかったが,池袋店ほどC/Pが良いわけでもないので,ここはやはりディナーで来る店だなと思った。
この新宿三井ビルは55階建225メートルで,現時点では日本で12番目に高いビルらしい(かつては日本一だった時期もあった)。西新宿エリアでも4番目の高さで,展望席から隣の京王プラザホテルなどの超高層ビル群を見下ろしながら食事をするのはなかなか面白い光景だった。京王プラザホテルの前のテラスでは結婚式をやっているらしく,時々空に放たれた沢山の風船が上がってくるのが見えた。
食事のあとは,隣の新宿センタービルの2階にあるポケットコミュニケーションプラザ新宿店へ移動した。実は松下のノートパソコンLet's note CF-R3の購入を検討しているのだが,直販サイトで買うと天板の色をカスタマイズすることができるので,そのカラーサンプルを見に行ったのだ。こういうものは写真と実物ではどうしても印象が違ってくるから,実物を見てから決めたいということだ。
納得した所で,次の目的地である新宿パークタワーへ向かった。歩いて行けない距離ではないのだが少し遠いのでバスを使うことにした。新宿パークタワーのサイトを見ていて知ったのだが,この西新宿の高層ビル街を循環するバスが走っているのだ。京王バスの「S01新都心循環」という路線で,100円で乗れるようになっている。ちょうど新宿三井ビルに停留所があるので,新宿三井ビルに戻ってバス停を探した。しかしこれがなかなか見つからない。多少イライラしながらビルの周りを回ると,結局新宿センタービルとの間の道路沿いにあった。
バスに乗って数分で新宿パークタワーに到着した。新宿パークタワーは日本で9番目の高さで,西新宿エリアでは都庁の次に高い超高層ビルだ。ここにOZONEというインテリア系のショールームが沢山集まっている所がある。フォルマックス(formax)というソファーの評判が良いので,そのショールームを見に行ったのだ。
フォルマックスのソファーはいわゆる超高級品ではないが,スーパーで売っているような安物でもない。座ってみるとなかなか良い感じでしっくりくる。箱型のデザインでいい感じのソファーがあり,とても気に入ったのでそのままここで買うことにした。カバーの布は数十種類の生地から選択することができ,また脚も3種類から選択できるというカスタマイズができるようになっている。このため,実際の配送は年明けになるようだ。
新宿パークタワーは新宿駅から遠いので,無料のシャトルバスも行き来している。新宿駅へ戻るのにはこのシャトルバスを使った。しかしバスそのものが小型だし,無料なためかやたら混んでいた。混むのが嫌な人は100円払って京王バスを使った方が良さそうだ。
シャトルバスを降りると目の前に小田急ハルク/ビックカメラがあるので,家電売り場を見て回る。小型の掃除機を買おうとしたが,店員に聞いてもなかなか現物が出て来ない。在庫があるのかどうかも分からない始末で,あまりにひどいのでキャンセルして何も買わずに出る。ビックの店員のレベルも下がったものだ。疲れたので地下のカフェ・トロワグロでお茶を飲んで少し休憩した。その後ヨドバシカメラを回ってから,今度は東口へ向かった。
三越の裏にある4℃本店へmyuuさんへのクリスマスプレゼントを買いに行った。店内は非常に混み合っている。クリスマス前で一番混む時期だから仕方がないのだが。色の違うピンクサファイヤを5個使ってグラデーションにした面白いネックレスがあったのでこれを購入して帰った。さすがにこれだけ歩き回るといい運動になったな。
- 2004/12/23 (祝) 活帆立貝
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昨夜のことだ。夜中にatlanさんから電話がかかってきて,活帆立貝は要らんかと言われた。聞くと,昨日AQさんのところにお歳暮で大量(34枚)の活帆立貝が届き,食い切れないのでおすそ分けということになったらしい。フットワークの軽いatlanさんがバイクで受け取りに行ったのだが,ついでに我が家にも届けてくれるという話だ。
深夜に届いた活帆立貝はまだ動いている新鮮で見事なものだった。結局atlanさんが運んで来た17枚中10枚を引き取り,残りはatlanさんが持ち帰った。もちろん深夜なのでそのまま冷蔵庫に入れて寝た。
祝日なので昼間は買物をしたりして過ごし,夕方に用事で来たanakataさんに4枚を分けて,6枚を夕食として食べた。もちろんこれだけでは食事としては不足なので,hnemoto先生にいだたいたハムの残りなどを使って他の料理もmyuuさんが作ってくれた。
帆立貝はガーリックバターやカルシュウガソースを塗って網焼きにする。大きくて新鮮で非常に旨かった。カルシュウガソースというのは江古田のエスカマーレで見つけたアーティーチョークとアンチョビを使ったイタリアの調味料だ。なんとなく旨そうなので買ってみたのだが,ちょっと不思議な面白い味だった。
- 2004/12/24 (金) レストラン馮
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クリスマスイブなので俗物的に高級レストランでのディナーへ行った。6月以来のレストラン馮だ。クリスマス期間は通常のメニューは無くなり,プリフィックスのクリスマスディナーコース(12,600円)のみとなる。しかも12/24,25は18:00からと20:30からの2交替制だ。会社帰りになるので遅い方を予約しておいた。
*セップ茸とアーティチョークのスープ
*秋田産シルク豚とフォワグラのバロティーヌ 5種類のフルーツを添えて
*活オマール海老のボロネーズ仕立て ジャガイモのニョッキと共に
*和牛ロース肉のポワレ 茸と根野菜のトリュフ風味
*再構築したイチゴのタルト ノエルヴァージョン 2004
*小菓子:チコリのムース,イチゴのサンタクロース
+1996 Dom Perignon
+2001 Puligny Montrachet Le Trezin
+2002 Chateau Mon-Perat
+ノンアルコールカクテル2種
+コーヒー
さすがに年間最大の書き入れ時で,満席だった。こういう日は厨房もサービスもフル回転で限界に挑戦する世界になってしまう。まともに美味しいものを食べたければそもそもこんな日に高級レストランに来るものではない。まあしかしそういう事も含めてどんな感じなのか見てみたい,という気持ちがあったのであえて予約したわけだ。
乃木坂駅でmyuuさんと待ち合わせて少し早めに着いたのだが,隣の席ではまだ前の組がコーヒーを飲んでいた。コースは約2時間で終わる設定で,残りの30分が入れ替え時間になっているようだ。食前酒とノンアルコールカクテルをオーダーして料理が来るのを待つ。サービスはいつもどおり質の高いものだが,料理の出てくるペースがとにかく遅かった。もちろんこんな日なのだから仕方がないわけだし,むしろ予想より良くやってるなという感想を持ったのだが,別の席では「お腹すかして来たのになかなか料理が出て来ないじゃないのっ」と怒りだす困ったお姉さんも居た。(笑)
料理の方は相変わらず見事な出来で,味は全く落ちていない。一口食べるごとに幸福感が口の中に広がっていく。ただ,最初のスープをアミューズだと言われたのにちょっと違和感があったことと,デザートがいつもより一品少ない点が気になった。仕方がないんだけどね。
- 2004/12/25 (土) 千疋屋フルーツバイキング
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myuuさんも僕も果物大好きなので,池袋の千疋屋フルーツパーラーには良く行く。その千疋屋が日本橋本店でクリスマスにフルーツバイキングをやるというので,2カ月ほど前に申し込んだら予約できてしまった。今日はbataさんちでの恒例のクリスマスパーティもあるのだが,なかなか予約できないこのフルーツバイキングの方を優先させることにした。一人あたり5,000円で,次のような内容だ。
*世界のフルーツ(食べ放題)
*フルーツヨーグルト(食べ放題)
*マンゴーカレー又はコロニアルカレー(食べ放題)
*ローストビーフサラダ添え
*ミックスサンドイッチ
*アメリカンショートケーキ
+千疋屋フレンチテーブルワイン(赤・白)
+レモンエード/コーヒー/紅茶
+アイスアップルティー/アイスピーチティー
+フレッシュオレンジジュース
+フレッシュグレープフルーツジュース
フルーツだけでは食事にならないので,カレーやローストビーフなどもある。ただしローストビーフ,サンドイッチ,ショートケーキは食べ放題ではない。飲み物はすべて飲み放題になっている。
主役はもちろん世界のフルーツで,以下のような内容だった。
ドリアン
ブルーベリー
レッドグローブ
キンカン
ランブータン
マンゴー(オーストラリア産)
パパイヤ
グレープフルーツ(ホワイト)
リンゴ
ラフランス
ハネデューメロン
アボカド
キーウイフルーツ
バナナ
ライチ
あんぽ柿
フローズン マンゴスチン
イチゴ(とちおとめ)
パイナップル
グレープフルーツ(ルビー)
ネーブルオレンジ
温州みかん
マスクメロン
富有柿
このフルーツバイキングに参加している人の大半のお目当てはマスクメロンだ。何せ千疋屋のマスクメロンと言えば1個1万円以上する超高級品だ。普段はパフェなどに1〜2切れ入っているものを食べるのがやっとだが,そのすばらしい味と香りは羨望の的である。さっそくお皿にメロンばかりてんこ盛りにして持っていくおばさんグループも多かった。(笑)
もちろん僕らもまずメロンを数切れ持っていて食べてみたのだが,ちょっと意外だった。あまり美味しくないのだ。普通に美味しいメロンではあるのだが,あの感動の味ではない。フルーツバイキングなので質が落してあるのだろうか,理由はわからないが,少なくともメロンばかりがっついて食べようと思うほどの物ではなかった。
しかしながら,美味しい果物は何もメロンだけではない。今回特に印象に残ったのは世界三大美果の一つに数えられるマンゴスチンだ。これまでもデパ地下などで売られているものを何度か食べたことはあるのだが,何かイマイチ納得できない味だった。しかしここのマンゴスチンは違った。酸味と甘味,独特の風味が絶妙で非常に美味しい。良いマンゴスチンは本当に美味しいのだということを思い知らされた。
世界三大美果とはマンゴー,マンゴスチン,チェリモヤの三つを指す。チェリモヤは無いがマンゴーはオーストラリア産のアーウィン種が置いてあり,これもなかなかすばらしい美味しさだった。南半球はちょうど初夏で,マンゴーの旬である。日本で作ってるような旨い高級マンゴーを作る技術が移転されてきているのだろう。
他に印象が強かったのはネーブルオレンジ,温州みかん,レッドグローブだ。いずれもスーパーなどで安く売っている果物だが,千疋屋の物は一味違う(値段も一桁違うが…)。特にみかんは安物だと単に甘いだけで薬っぽく不味いものが多いが,こちらは甘味と酸味のバランスが絶妙で,久しぶりに美味しいみかんを堪能することができた。
料理の方もどれも美味しかった。マンゴーカレーは普段フルーツパーラーにもあるメニューだが,入っているマンゴーの量は少なめだった。まあ足りなければフルーツバイキングの方から好きなだけ入れて食えということなのだろう(笑)。コロニアルカレーというのはココナッツミルクの入った鶏肉のカレーで,タイ料理のレッドカレーみたいなものだ。予想外に辛くてびっくりした。
飲み物の方はそれほどたいしたものは無かった。しょせん脇役だし仕方のないところだろう。それにワインを飲みながら果物を食うというのはちょっと違う気がするし…。
フルコースディナーとは趣が異なるが,普段なかなか食べられない高級フルーツを好きなだけ食べられる幸福感は本当にすばらしいものだった。また行きたいと思う。
- 2004/12/28 (火) キワノ
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先日,江古田のエスカマーレでキワノを見つけて買ってきた。
外観があまりにも異様で,以前から興味を持っていた果物だ。和名はツノニガウリ,英語ではHorned Melonといい,植物学上はキュウリの仲間である。
表面がオレンジ色なら食べごろだというので切って食べてみた。切ってみると中身もまた異様だ。内部は鮮やかな緑色で,白い種が沢山入っている。果肉は種を一つずつ包んだゼリー状のもので,スプーンですくって種ごと食べる。非常にジューシーで,ライムに似た酸味がある。甘味も香りも少ないので総合的にはイマイチな感じだが,少し砂糖をかけて食べるととても美味しかった。
実際,他の甘味の強いフルーツと合わせて食べるか,もしくは脂っこい料理の後の口直しにするのが良いという話だ。ネタとしては面白いが,定番にはなりにくい果物かな。
- 2004/12/29 (水) カニ宴会
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今日は年末恒例のカニ宴会。大きな寸胴鍋で生きたカニを丸ごとゆでて食おうというシンプルな宴会だ。ウチでやるようになって4回目になる。前回はズワイガニとタラバガニ計3匹だったが,今回は花咲ガニ4匹+タラバガニ2匹という豪華な内容となった。参加者はpico,kashihar,atlan,magpie夫妻,hana,hiralius,myuu,angieの計9名。狭い我が家では限界に近い人数である。(笑)
しかし今日は急に冷え込んで雪が降るあいにくの天気。午前着を指定したカニが午後になっても届かない。なにせ生きたカニなので前日までに届けてもらうわけにもいかず,当日の配達を指定したのだが,まさか雪になるとは思いもしなかった。まあ最悪カニ無しで単なる飲み会でもいいか,と集まり始めた面々と話をしていると,宴会の開始時間に想定していた15時頃になってようやくカニが到着した。やれやれ。
*シュガートマトとモツァレラチーズのオードブル
*サラミソーセージ/テリーヌ類
*チーズ各種(マルブルー/ポンレベック/ブリードモー/ロックフォール)
*ライ麦パン/フランスパン
*厚岸産の生牡蛎(かきえもん12個+Lサイズ12個)
*レモンと日向夏のサラダ
*花咲ガニ(子持1.6kg)×4
*タラバガニ(2.5kg)×2
*芋ようかん/アップルポテト(おいもやさん 興伸)
*イチゴ(あまおう)/富有柿
+2000 Cremant de Bourgogne Tastevinage
+Champagne: Lanson Black Label Brut Non-Vintage
+四季桜 万葉聖
+上喜元 斗瓶採り大吟醸
+1992 Bienvenues Batard Montrachet
+Champagne: Veuve-Clicquot Bienvenue(イエローラベル)
+デザートワイン
オードブル類はmyuuさんが,サラダはhanaさんが用意してくれた。生牡蛎も今朝届いた新鮮なもので,magpieさんとhanaさんが頑張って開けてくれた。厚岸産の生牡蛎はあっさりした風味で美味しい。
その後はいよいよカニだ。寸胴に沸かした湯に塩を入れ,まずは花咲ガニからゆでる。トゲだらけの花咲ガニはゆでると真っ赤になり,本当に花のようだ。身はもちろん,外子や内子もそれぞれ食べられる。内子が非常にクリーミーで濃厚だった。
続いてタラバガニだ。タラバは大きければ大きいほど美味いということなので,今回は2.5kgのかなり大きなものを発注した。大きすぎて寸胴に沈みきらず脚が水面から出た状態だが,蓋を閉めて蒸す感じでゆで上げた。もちろん期待に違わぬ美味しさだった。
ワインはmagpieさんが提供してくれた1992年のモンラッシェが実に素晴らしかった。もちろん他のワインや日本酒も美味しい。ただ,万葉聖は近所の酒屋で僕が買ってきたものだが,香りはすばらしいものの味がいま一つだった。
厚岸産の生牡蛎
ゆで上がった花咲ガニ
2.5kgの活タラバガニ
ゆで上がったタラバガニ
生きたカニをゆでてすぐに食べるのは本当に美味しい。この味を覚えると冷凍モノなど食べられなくなってしまう。次回は松葉ガニかな。
- 2004/12/31 (金) チェリモヤ
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朝から降り出した雪は昼過ぎには大降りとなり,一面の銀世界となった。ここまで積もるのは久しぶりだ。
早めに買物を済ませ,午後からはずっと自宅で過ごす。追熟させていたチェリモヤがそろそろ食べごろなので切って食べてみた。これも江古田のエスカマーレでキワノと一緒に買ってきた果物だ。
チェリモヤはマンゴー,マンゴスチンと並んで世界三大美果に数えられている。表面は買った当初は鮮やかな緑色だったのだが,追熟が必要ということなので室温で1週間ほど置いていたらこのように茶色くなってしまった。表面が柔らかくなったら食べごろだ。冷蔵庫で冷やしてから2つに割り,スプーンですくって食べる。
果肉は柔らかくクリーミーで甘い。酸味は少なく上品な味だ。「森のアイスクリーム」と呼ばれるのも理解できる。香りはパイナップルと洋ナシの中間といった感じである。クセが無く美味しい果物で,是非また買って食べてみたいと思った。