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- 2004/06/06 (日) 子猫
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myuuさんが預かっていた病気の子猫が,夕方飼い主に返却した後で死んだ。生まれてすぐに捨てられて母乳から免疫を貰っていないため育つのは難しいとは言われていたが,本当に儚いものだ。
死神にとりつかれているとは思いたくないが,立て続けに死に直面すると気が滅入るのは確かだな。
- 2004/06/09 (水) 東京麺通団
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夜,atlanさんの車で新宿の東京麺通団へ連れていってもらった。讃岐うどんの専門店だ。
店内はカフェテリア方式になっている。「かまたま」の小を注文し,かき揚げを付けて食べた。うどんの味はさすがと言える。天ぷらは普通だが,もちろんそれなりに美味しい。これで合計500円しないのだからコストパフォーマンスは抜群だ。銀河高原ビールの生もあった。生だと缶入りとは一味違う美味しさがあるので,これも嬉しい。良い店である。
- 2004/06/10 (木) PCの環境再構築
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会社で使っているPC(DELL OPTIPLEX GX260)の調子が悪くなってきたので,そろそろ潮時だろうということでOSから全部入れ直して環境を再構築することにした。メインで使っているOSはWindows XPなので昔のWindows 9x系ほど腐りやすくはないが,やはり長いこと使っているといろいろと腐ってくるものだ。
昨日の夕方に作業を開始して,結局丸一日がかりの作業となった。作業手順は文書化してあるし,必要なソフト類はすべて集めたCD-RとDVD-Rを作ってあるため効率は良いはずなのだが,それでも長い時間がかかってしまう。まあ100本を超えるフリーソフトと30本ほどの有料ソフトを全部インストールするのだから仕方がないか。リブートも50回ぐらいやってるし。(笑)
- 2004/06/12 (土) 大容量HDD
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秋葉原ではHGST製の400GB HDDのパラレルATA版が出回り始めたようだ。しかし今のところこれを購入する予定はない。最新の最大容量のHDDを買わないというのはずいぶん久しぶりな気がする。というのも,今まで次のように最大容量のHDDが出たらほぼすべて買ってきているからだ。(笑)
購入日 容量 メーカーと型番 1998/01/13 8.4GB IBM DHEA-38451 1999/01/13 17.2GB Maxtor 91728D8 1999/05/16 25GB IBM DJNA-352500 1999/10/02 37.5GB IBM DPTA-353750 2000/07/31 75GB IBM DTLA-307075 2001/07/09 80GB Seagate ST380021A 2001/10/29 100GB Western Digital WD1000BB 2001/12/30 160GB Maxtor 4G160J8 2002/11/23 200GB Maxtor 6Y200P0 2003/01/25 250GB Maxtor 4A250J0 2003/07/16 300GB Maxtor 5A300J0
この5年間はビデオ編集を趣味でやってきたので,HDDがいくらあっても足りないという状況がかなり長く続いたためなのだが,もちろん技術的な興味もあってのことだ。
しかしさすがに300GB HDDを数台導入した時点でそろそろ不足感が無くなってきている。技術的な興味はもちろんあるのだが,個人的に最近のIBM〜HGST製HDDはあまり高く評価していない(周囲の玄人筋でもあまり評判が良くない)という点でどうもSeagateの500GBを待とうという気分になっている。
- 2004/06/19 (土) 宮崎へ
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母の四十九日は本来6/21になるのだが,日曜の方が良いだろうということで6/20に法事を行うことになった。そのため前日の今日から宮崎入りすることにしたのだが,折しも台風6号が接近して荒れ模様の天気。着陸できない場合は福岡に行ったり羽田に戻ったりするよという警告付きでのフライトとなった。10:45発のJAL1885便だ。予定より遅れて離陸したが,宮崎空港の手前まではなんとか無事にやってきた。雨が降っているが,宮崎市の海岸線も窓から見える。しかし車輪を出して着陸態勢に入ったと思ったら,次の瞬間には何故か急上昇してしまった。
視界不良で着陸できないためこのまま天候の回復を待つとのことだ。しかし30分もしないうちに結局羽田に引き返すことに決定したという無情なアナウンスが流された。福岡ならともかく羽田なのか…。3時間半の長いフライトの末に出発地の羽田空港に降り立ち,呆然とする。
先行して宮崎入りしていた兄と電話で連絡を取った。兄の話では着陸を断念したのはJAL便だけで,ANA便やSNA便は問題なく着陸しているとのこと。機体がMD81と古いためか,JALの安全基準だけ他社と違うのか何だかわからないが,とんだ貧乏くじを引いてしまった。
単なる観光旅行なら中止するところだが,母の四十九日なのでそうもいかない。なんとか行く方法を考えなくてはならない。台風はどんどん接近しているため,今後状況はますます悪くなるだろう。陸路を新幹線+高速バスで行くのは合計10時間近くかかるのであまり気が進まない。そこで福岡に飛んでそこから陸路で宮崎入りするのが良いかなと考えた。しかし兄の話では,着陸しないJALが変なだけであって他社であれば宮崎直行でも全く問題ないということだ。結局夕方のANA便で再び宮崎へ飛ぶことに決めた。
こういうケースでどういう対応になるのか分からず不安だったが,JALの窓口では正規運賃分の現金を丸ごと払い戻してくれた。元々JTBのパック旅行で格安航空券のはずなのだが,実際に他社便のチケットを買い直すには正規の運賃分が必要だから全額をということなのだろう。しかしいいのかそれで?
ANAはWebブラウザから予約すると当日の予約でも割引になる。兄に予約してもらって購入したので,結局3000円ぐらい余ってしまった。これも焼け太りというのだろうか。(笑) まあ3000円より時間のロスの方が痛いんだけど。
手続きを済ませてから羽田空港の中華料理店「翡翠宮」で遅い昼食を取った。昼前に出発して4時間以上何も食べてない状態だったのでガツガツと食べる。その後,空港ビル内で時間を潰してから予定通り17:40発のANA613便で宮崎へ向かった。多少遅れはしたが今度は無事に着陸して宮崎空港に降り立つことができた。やれやれ。もう二度とJALは使わないだろうな。
手配しておいたレンタカーを空港そばのニッポンレンタカーで借りる。レンタカーはホンダの小型車フィットだが,何故か熊本ナンバーだった。兄が一緒に夕食をということで店を予約していたので,そのまま市街地に向かった。夕食は「おおてら」という兄の行きつけの店。兄の指示で近くの有料駐車場に車を停めたが,この駐車場には何故か猫が沢山居て楽しかった。「おおてら」に入り,兄の友人のK夫妻も同席して楽しい一時を過ごす。
22時過ぎにお開きとなり,宿へ向かった。宿はシーガイアのシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートだ。高級ホテルだが,閑散期のパック旅行なので格安で泊まることができる。22:30頃に到着し,無事に休むことができた。
- 2004/06/20 (日) 四十九日
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シーガイアといえばバブル期の大型破綻リゾート物件として有名だが,その旗艦ホテルであるシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートは非常に豪華な建物だ。45階層154メートルというのは宮崎はおろか九州全体でも最も高いビルである。三角柱の構造をしており,客室はすべて海が見えるオーシャンビューとなっている。客室はとても広くて(50m2),バスルームとトイレが別々になっていた。バスは洋式の普通のものだが,バスルームは広く,浴槽とは別にガラス張りのシャワーコーナーが付いていた。ツインルームに泊まったのだが,ベッドはそれぞれがセミダブルサイズでゆったりしている。ソファーや机,カーテンなどのインテリアも落ち着いたグリーンとブラウンで統一されていて,上品な印象があった。
窓からは日向灘が一望できる。海岸には台風の接近で巨大な波が打ちつけていた。海岸線に自動車道があるのだが,そこを走る自動車がとても小さく見える。自動車の数倍大きな波が打ちつけているのだ。周りに何も無い吹きっさらしの場所に立つ高層ビルなので強風で揺れるかと思っていたのだが,まったく揺れを感じなかった。建物の構造そのものが豪華に作られているんだな。
しかし建物は一流でも,サービスも一流とは限らないようだ。昨夜は22:30頃に到着して車をホテルの玄関先に停めたのだが,ドアボーイも居ないし誰も出迎えに出て来ない。とりあえず車を降りてフロントに行き,チェックインする。普通の高級ホテルなら車は係員が駐車場に廻してくれるものだと思うが,そういうサービスは無いようだった。やむなく疲れた体を動かして自分たちで駐車場に入れる。一事が万事こういう感じで,器の豪華さに見合った高級ホテル並のきめ細かなサービスは受けられない。もちろん必要最低限のサービスはきちんと行われているので不快に感じるほどでは無いのだが…。リゾートってビジネスホテルじゃないと思うんだけどな。
今朝は42階の展望レストランでコンチネンタル式の朝食を食べてから礼服に着替え,車で市内の実家に向かった。実家ではすでに出かける直前だったので,弟を後に乗せてそのまますぐに寺へ向かった。菩提寺である直純寺は市街地の少し外れにある。駐車スペースにはすでに車が一杯だったので,付属の保育園の庭に車を停めた。寺の裏手には三毛柄の薄汚れた雑種猫が居た。なんでも最近ここに居ついたので時々エサをやってるそうだ。
相変わらず風が強いが,雨は降ったり止んだりを繰り返している。本堂に向かうと,すでに親戚の面々は集まっていた。軽く挨拶してから本堂に入る。間もなく住職が現れて,お経を上げて母の冥福を祈り,四十九日の法要は無事終わった。法要の後は通常なら墓場に移動して墓参りするのだが,何せ天気が天気だけにこれは中止し,実家に戻って法事のお膳で昼食会となった。
15:00頃に終わったのでホテルに引き上げることにした。兄の一家も今晩は同じシェラトンに泊まることにしたので,後で来るそうだ。車でホテルに向かう途中,ベスト電器に寄ってモジュラーケーブルとACコンセント分岐器具を買った。
シェラトンの通信環境だが,光ファイバーによるブロードバンド環境が設置されており,各部屋にはEthernetで分配されている。しかしこれは有料で,使った実時間に関係なく24時間毎に1,500円取るというシステムだ。日中はホテルに居るわけではないのでさすがにこれでは割高感が強い。仕方がないので電話線にモデム接続で使うことにした。こちらはパンフレットに接続方法の説明らしきものがあったが,無料の専用ダイヤルアップアクセスポイントが提供されているわけではなく,勝手に各自の契約しているプロバイダのダイヤルアップを使えという話になっていた。経費節減・金の取れるとこは取るというのはリストラ中のシーガイアとしては正しいのだろうが,一流ホテルのサービスでは無いよなあ。(笑)
夕食は兄の一家と一緒にホテル内の高級中国料理店「藍海」へ行った。最初は寿司屋を考えていたのだが,兄と親しい板前さんが今日は休みだということでこちらになった。コースメニューは割高感があるので,単品でいろいろ取って食べた。悪くはないのだが価格帯が聘珍樓クラスなのでどうしても物足りなさを感じてしまう。まあ宮崎のド田舎だし仕方の無いところだろう。デザートのマンゴープリンだけはさすがに国産最高級品の宮崎産マンゴーを使ったもので絶品だった。
食後は地下のショップを見て廻った。淡水真珠のアクセサリーを買う。その後兄や甥っ子と外に出て台風の強い風を体感して遊んだりしてから部屋に戻った。
シェラトンの窓から見た海岸線
シェラトンのツインルーム
- 2004/06/21 (月) 日南海岸
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遅めに起きて3階のレスカルで朝食を取る。こちらもバイキング形式だがアメリカンまたは和食になっている。目の前でオムレツを焼いてくれるサービスがあるのだが,オムレツの具材をチーズ,ハム,タマネギ,シイタケ,ジャガイモから複数選べるようになっているのが面白かった。野菜や果物の構成や切り方が42階で食べた朝食と同じなので,一括で作っているみたいだ。また,オシボリは言わないと出てこないところも同じだった。このあたりも経費節減か。
台風一過でまだ風は強いが天気は回復している。兄の一家は今日の午後の便で東京に戻るそうだ。今日は一緒にオーシャンドームで泳ごうかという話をしていたのだが,甥っ子が風邪をひいてしまってこれは中止となった。結局事後処理もあるし,ということでこの後は別行動となった。
天気はどんどん回復してきているので,日南海岸方面へドライブして寄り道しながら鵜戸神宮を目指すことにした。車で国道220号線を下り,青島に到着する。道端で有料駐車場に誘導するおじさんが手を大きく振っていた。炎天下で一日中あんなことをしているのだろうか。タフだなあ。(笑)
誘導された駐車場に車を停め,鬼の洗濯岩を眺めながら歩いて青島への橋を渡る。まだ海水浴シーズンでは無いので全体的に人が少なく閑散としている。海岸線の先に遠くシェラトンやオーシャンドームも見えた。風が強くて大変だったが,なんとか青島神社に到着してお参りした。招き猫のおみくじがあったので引いてみたら大吉だった。
無料休憩所で少し休憩してから車に戻り,国道220号線をさらに南下する。元々は青島付近で昼食をと考えていたのだが,まだあまり空腹になっていないこともあってなんとなくそのまま出てしまった。とはいえ,どこかで食事は取らなくてはならない。結局,富土海水浴場の近くにある「いもと食堂」に入って昼食を取った。門構えがいかにも海水浴場の安い食堂という感じだが,入ってみると定食の値段が1,400円と結構高い。しかし刺身もエビフライもなかなか美味しく,味噌汁もでっかい丼にキャベツと魚が入っていて美味しかった。見た目で損している店だなあ。
食後はさらに南下して「サンメッセ日南」に立ち寄る。7体のモアイ像があるテーマパークだ。イースター島から特別に許可されて復刻したものだそうだ。ちゃんと内陸を向いて立っているのもイースター島と同じだ。入場料は700円とちょっと高い感じがする(公式サイトに割引券あり)。園内には太陽をテーマにした各種建造物や小牧場などがあるが,広い丘陵を上り下りしなくてはならないので炎天下ではちょっと辛い。もちろん歩くのが辛い客のために電動カートも用意されているのだが,そこまでする気力も沸かないので,結局モアイ像を眺めて触ったりした後は休憩所でソフトクリームを食べただけで出てきてしまった。
招き猫おみくじ(青島神社)
鬼の洗濯岩(青島)
モアイ像(サンメッセ日南)
モアイ像(サンメッセ日南)
そしていよいよ鵜戸神宮だ。古事記の海幸彦・山幸彦神話にまつわる神社である。道路の案内標識にしたがって駐車場に入って車を停めたが,ここにある案内地図を見ると,さらに山を越えて10分以上歩かないと本殿まで行けないようだ。しかしよく見ると本殿のすぐ近くに乗用車用の小さな駐車場が別にある。売店のおばさんにも確認したのだが,今居る駐車場は大型観光バス用であり,乗用車は別の道を通って奥の駐車場に行けるという話だ。結局引き返して国道220号線まで戻り,さらに少し先にあった鳥居をくぐって細い道を奥まで走った。たしかにこの道はバスは通れないな。対向車とすれ違うのに苦労したりしながら,海岸沿いを廻ってなんとか奥の駐車場にたどりついた。
車を降りて玉砂利の参道を歩く。急な階段を下って,断崖の岩穴の中にある幻想的な本殿へ向かった。巫女さんが3人ほど居たが,さすがに写真を撮れる雰囲気ではなかった。本殿に参拝し,今後のささやかな幸せを祈った。
鵜戸神宮というと名物は運玉投げだ。これは素焼きの小さな玉を,波打ち際にある亀石という大きな岩にある窪みに投げ込む占いゲームで,玉が窪みに入ったら願い事がかなうというものだ。運玉は5個あり,男は左手,女は右手で投げることになっている。昔来た時は1個も入らなかったのだが,今回は1個だけ入れることができた。
駐車場の風景(鵜戸神宮)
欄干とソテツ(鵜戸神宮)
岩穴の中の本殿(鵜戸神宮)
岩穴の中の本殿(鵜戸神宮)
亀石(鵜戸神宮)
売店でラムネを飲んで一休みしてから,車に乗って来た道を引き返し,夕方17:30頃にはホテルにたどりついた。シャワーを浴びて休憩しながら,夕食の予約をする。夕食は兄のオススメで創作フレンチの店「Bar Restaurant 直樹」を予約した。
2時間近く休憩したら元気が出てきたので,他に寄りたい店もあるため少し早めにタクシーで市街地に出た。繁華街の中心部であるデパート前まで,タクシーで2,300円ほどかかった。意外と遠いものだな。まず,山形屋の裏手にある「ねこまや食器店」へ向かった。ここは猫にまつわるグッズをいろいろと売っている店で,ガイドブックで見つけて是非行ってみたいと思っていた所だ。しかしなんと「台風のため今日は休みます」という張り紙がしてあった。張り紙には小さく「大阪から来たんやで〜」という恨めしそうな先客の書き込みがあった。(笑)
仕方がないので橘通りを渡り,直樹の場所だけ先に確認することにする。しかしガイドブックの地図が少し間違っていて,見つけるのに苦労した。なんとか見つけた後,もう一つチェックしておきたかった果物屋の「フルーツ大野」へ。ここは店内でパフェを食べることもできる。ドラゴンフルーツなどを売っていたが,とりあえず見物だけして,用事は済んでしまったので直樹に向かった。
直樹に来るのは初めてなのだが,店に入ると一言も言わない内にいきなり「あ,水居さん,いらっしゃいませ。」と言われてしまった。(笑) 店内は想像していたのより狭く,客も沢山入っていた。カウンターの席を確保していてくれたのだが,左右が満席で少し狭苦しい感じがしたので,空いていたテーブル席に変えてもらった。
美味しい創作フレンチを堪能し,最後にデザートとして小さなチョコケーキが出てきた。これはクリームの上にばらばらにした木いちごが乗っていて,その上を固めのチョコでコーティングしているという面白いもので,非常に美味しかった。本格的なフランス菓子店で修行したというマスターの奥さんが作っているそうだ。
食後は繁華街を少しぶらつく。カリーノ(旧寿屋)の前付近の街路樹には野鳥が沢山集まっていて騒々しく,異様な雰囲気だった。しばらく散歩してからタクシーを拾ってホテルに帰った。「A交通」という見慣れない会社のタクシーだ。運転手は数年前までシェラトンで働いていたという女性で,シェラトンやシーガイアの内情についていろいろと話してくれて面白かった。
- 2004/06/22 (火) 墓参り
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天気もすっかり回復し,強風も収まっている。海岸線に打ちつける波も昨日までとはうって変わって小さな波(といってもサーフィンができる程度には大きい)になっている。というか本来これが普通の姿だよなあ。
今日は最終日ということで墓参りに行くことにした。本来ならもっと早く行くべきだったのだが,墓場が吹きっさらしの高台にあるので風が収まるのを待っていたのだ。朝食は昨日と同じレスカル。まずまずだが,結局これは旨いと言えるのはパンプディングだけだったな。荷造りしてチェックアウトし,フロントで花屋の場所を教えてもらう。地下にあるペリカン便の窓口で荷物を発送し,土産物店でお土産を買った。お土産も一部のすぐに必要になるものだけ手で持ち帰ることにして,残りはペリカン便で発送した。
車でホテルを後にして,教えてもらった花屋へ行って花を買う。店頭には菊の類はあまり無かったが,墓参り用に適当にと言うと奥でいろいろ出してきて作ってくれた。後は線香だが,実家の鍵は持っていないので実家に取りに戻るわけにもいかない。近くのドラッグストアでドリンク剤を買うついでに線香を探したら売っていたが,今日だけの分としては高いし量も多すぎる。ドラッグストアの店員に相談したら,少し先に百円ショップがあるのでそっちに行ってみたらと教えてくれた。親切な店員だ。
ダイソーで無事に線香とローソク,マッチのセット(これが105円で買えるのだから凄い)を調達し,墓場に向かった。車を停め,雑草だらけの狭い道を登って墓に到着する。ここからは眺めが良くてシーガイアのオーシャンドームも遠くに見える。ペットボトルに詰めてきた水を使って花瓶の水を変え,買ってきた花を生ける。線香を焚いて母の冥福を祈ると共に,両親や祖父母に現状を報告した。
昼過ぎに墓参りも終わったので町中に出る。カリーノ(旧寿屋)の駐車場に車を入れた。昨日開いてなかった「ねこまや食器店」に再度行ってみた。今度は開いていたので,陶器製の猫面(オーダーメイドで飼い猫そっくりのお面を作ってくれる)など,いろいろな猫グッズを見ることができた。楽しかったが,是非ともこれは欲しいと思う物も見当たらなかったので結局何も買わずに出る。昼食はその近くにある「海幸本店」へ行った。
猫の足あと通り(山形屋裏)
猫の足あと通りの奥にねこまや食器店がある
ねこまや食器店
食後は昨日も見に行った「フルーツ大野」に移動してパフェを食べる。ガイドブックに載っていておいしそうだったマンゴーパフェと,トロピカルフルーツが沢山入ったトロピカルパフェを食べる。ドラゴンフルーツを使ったパフェは無いようだが,「トロピカルパフェにドラゴンフルーツは入ってないんですか?」と訪ねたら「入ってませんけど,入れましょうか?」と嬉しい言葉が返ってきた。もちろん頼んで入れてもらう。赤い果肉のドラゴンフルーツを初めて食べたが,どうにも「味の無い」果物だ。元々キウィに近いがかなり薄い味だという話なので,他に強い味の果物やクリームが沢山入っているパフェだと味が分からなくなってしまうのだろう。そのうち単体で食べてみようと思う。国産最高級品である宮崎産マンゴーを始め,パフェに載っているフルーツはどれも美味しかったし,クリームも質の高い美味しい物を使っていた。これで1,050円だから安い。
マンゴーパフェ
トロピカルパフェ(手前の赤い果実がドラゴンフルーツ)
再びカリーノに戻り,時計バンドを購入してから駐車場に戻って空港に向かった。空港までの道は国道220号線を道なりに行くのが最も早いのだが,カーナビの指示にしたがって旧道に入ってしまったため時間がかかった。宮崎を離れて長いのでどうも土地勘が無い。なんとか間に合ったのでニッポンレンタカーの事務所で清算して空港に向かった。レンタカー事務所では初日に手続きをした時に預けっぱなしで忘れていた免許証を返してもらった。携帯電話の番号は教えてあるんだからすぐに連絡をくれればいいのにと思ったが,こちらも免許証が無いことに気づいていなかったのでお互い様だ。なんとものどかな話である。(笑)
予定通り,16:40発のANA613便で東京に戻った。そのまま真っ直ぐ練馬まで帰ったが,結構空腹になっていたので駅前の「とりみき」で焼きとり丼などを食べてから帰宅した。
- 2004/06/26 (土) 友人の結婚パーティ
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今日はanakata君の結婚祝いのパーティだ。パーティの前にお昼からランチとカラオケの集まりもあったのだが,宮崎から帰った直後から風邪をひいてしまって体調が悪いので,これはパスしてパーティからの参加となった。
パーティは池袋カラオケパセラ本店のパーティルームで行われた。ahottaさんやm.teiさんなどずいぶん久しぶりに会った人も多かった。日経MIX,N-MIXの関係者がこれだけ大規模に集まったのは久々だと思う。anakata君の人望ということだろう。myuuさんもushiさんやsanta君などオフラインでは初めて会う人が多かったようだ。
パーティの後は中国茶館に移動して食べ放題のコース。こんなことならパセラで料理をいっぱい食べるんじゃなかったと後悔していた人が多数。でも結局旨い料理は別腹ということで沢山食べていた。(笑)
- 2004/06/29 (火) レストラン馮
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今日はmyuuさんの誕生日なので美味しいものを食べに行こうと約束していた。AQさんの「楽しいレストラン」を読んでいたら久々に本格的なフランス料理を食べたくなったので,南青山のレストラン馮を予約した。場所は千代田線乃木坂駅のすぐ近くなのだが,僕らの場合大江戸線の方が便利なので六本木駅から歩いて行った。
着席して,まず飲み物を注文する。myuuさんはアルコールがダメなのでその旨を伝えるとノンアルコールのカクテルを用意すると言われた。僕は食前酒でシャンパンを選択した。ディナーコースは8,400円と12,600円の2種類。前者はプリフィックスのコースだが,後者は好きな料理を自由に選択できるものだ。ここまで来てケチケチしても意味が無いので12,600円のコースにした。myuuさんの好きな魚介類を多くした構成で,メインは小羊のローストを選択した。
*オリーブ盛り合わせ
*アーティチョーク、トマト、手長海老の冷製ヴルーテ
*野菜のグリエと貝類の温製 ドライトマトのヴィネグレット
*舌平目のグリル
*仔羊のロースト燻したタイム風味
*チーズ盛り合わせ
*バースディケーキ(持ち帰り)
*つぶしたイチゴとホワイトチョコレートのシャーベット
*ブラックチェリーのコンポートとアマレットのアイスクリーム
*プティフール:ショコラムース,パッションフルーツのゼリー,乾燥苺,黒オリーブシロップ漬
+食前酒(シャンパン)
+白ワイン
+ノンアルコールカクテル2種
+ハーブティー
さすがにトリプルAQマークの付いたレストランで,どの料理も見事な出来だった。ヴルーテ(スープ)はトマトの味が濃厚。すりつぶしたアーティチョークの味は正直よくわからないが,手長海老も実に旨い。温前菜の貝類はホタテ,タイラギとワシントン産の牡蛎だった。牡蛎が実にクリーミーで濃厚な味がして旨い。ドライトマトを使った酸味の強いソースも「これは卑怯」と言いたくなるくらい旨かった。舌平目はイマイチな印象だったが,メインの仔羊肉はとてもジューシーで美味しい。フィンガーボウルで指を洗いながら骨までしゃぶった。
メインの後にチーズが来るのが正式なフレンチディナーだが,これは別料金だったので勧められた時にパスした方が良かったな。量的にもうデザートしか入らないよ〜状態だったし,チーズの味が強烈なので前の料理の余韻が吹き飛ばされてしまった感があるのだ。もちろん二人ともチーズが大好物なので,断れなかったのだが。(笑) 10種類ほどのチーズを並べて見せてくれたので,それぞれ銘柄などの細かい説明を求めたら,すらすらっと説明してくれた。さすが一流店だ。5つほど選んで切ってもらい,堪能する。
次に出てきたバースディケーキは予約時に内緒で注文しておいたもの。チョコレートケーキだが,これはデザートとは別なのでmyuuさんがローソクの火を吹き消したら持ち帰り用にするために下げられていった。デザートは圧巻だった。2つとも見事な美味しさで,すでに満腹だったにも関わらずペロリと平らげてしまった。
最後にハーブティーを飲みながら小菓子(プティフール)を楽しむ。ハーブティはもちろんポットに生のハーブを沢山詰めてお湯を注いだものだ。
飲み物だが,myuuさんが飲んでいたノンアルコールのカクテルが絶妙の美味しさで印象深かった。ワインももちろん美味しかったが,僕はワインは全くのド素人なのでどの程度の物なのかよくわからない。
全体的に非常に美味しくて良かった。隣のテーブルではプリフィックスのコースを食べていたが,これも美味しそうでC/Pは良い感じなので,次回はこちらのコースを試してみたい。