雲海酒造が経営に参画! 五ヶ瀬スキー場、再建へ向けての第一歩  (1998.9.3)


 6000万円の累積赤字を抱え、従業員20人、全員が辞職するという、異例の展開を迎えていた五ヶ瀬ハイランドスキー場に、地場産業が救済とも取れる経営参画を決定した。

経営に参画するのは、地元の酒造メーカー、雲海酒造。五ヶ瀬町とそれぞれ6000万円ずつを出資して、増資という形で、経営に加わることになった。従業員は、これまでの20人から半分に減らして、10人。シーズンには、季節労働者として、約50人を雇用する。

雲海酒造の主力商品は、焼酎。現在は、地ビールやワインの製造にも幅を広げており、 スキー場のレストランには、これらの商品が並ぶのは間違いない。綾工場に隣接する「酒仙の杜(もり)」には、焼き肉レストラン「シャトー綾」など、高級レストランも構える。
「ゲレ食はまずい」の常識をうち破る、すばらしいレストランを期待したい。
また、近くに温泉付きの宿泊施設を整備中で、スキー場と連動する形で集客するという。

今までの経営は、どちらかというと、「公務員的な」放漫経営に近かったとする人もいるが、民間の参画で、いままでの悪しき体質が一新され、魅力あるスキー所運い生まれ変わることを期待したい。

余談ではあるが、雲海酒造は、ホームページづくりにも熱心で、第1回 宮崎ホームページコンテストでも、法人部門で最優秀賞を受賞している。五ヶ瀬ハイランドスキー場の公式ホームページの登場にも、期待がかかるところだ。

雲海酒造のホームページへ


なお、「南国宮崎のスキーページ」作者は、雲海酒造に、公式ホームページを開設するよう、お願いのメールを送りました。

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