前月 | 次月 |
- 2005/05/01 (日) マビノギ - 2日め
-
昨日からオンラインゲームの「マビノギ」を始めたのだが,僕の使っているPCのビデオカードは少し古いタイプ(GeForce4 MX440)なのでどうも描画が汚い。キャラクターの目がちゃんと描画されなかったりするので,この際新しいビデオカードに買い換えることにした。
マビノギの推奨スペックではある程度古いビデオカードでも問題ないことになっているが,実際にはDirectX 9.0にネイティブ対応したビデオカードを使う方が良いらしい。nVidiaでいうとGeForce FXおよびGeForce6の世代だ。できるだけ高性能なビデオカードが望ましいのだが,元々静かな水冷PCなのでできるならファンレスで行きたい。結局GeForce FX5200を使ったファンレスビデオカード(ELSA GLADIAC FX 534 128MB)を購入することにした。後継のGeForce 6200を使ったカードも今月から出てくるのでちょっと間が悪いのだが,今すぐには買えないので仕方がない(PCI Express版は出回っているがAGP版は今月から発売)。
昼前に池袋に行き,サイゴンレストランでフォーを食べる。この店は初めて行ったのだが,非常に美味しかった。あまり行かないエリアにあったので最近まで気がつかなかったのが残念だ。その後はビックカメラでビデオカードを購入して帰宅する。カードを交換したらさあマビノギだ。描画の問題はキレイに解決され,快適になった。
myuuさんの参加しているギルドのJさんが居たので,3人でアルビダンジョンを攻略した。僕のキャラの必須クエストを達成するためだ。苦戦したが二人のサポートでなんとかクエストを達成できた。その後はやはり必須クエストである赤クマ退治に3人で出かけた。このクエストはmyuuさんのキャラも達成していなかったので,計2回行くことになった。ほんとにJさんには世話になりっぱなしだ。
夕方からギルドメンバーが揃ったので昨日と同様にパーティクエストで黒オオカミを狩る。ギルドマスターのKさんにお願いして僕もギルドに加えてもらった。このギルドはまだできたばかりで,メンバーは気配りが上手なマスターのKさん,サブリーダー格で面倒見の良いJさん,そして強くて美しくてカッコイイ女性キャラのNさんとmyuuさんの可愛い少女キャラUだ。話していて楽しいメンバーで,非常に居心地が良い。
黒オオカミは最初は苦戦していたが,今日はかなり楽に戦えるようになってきた。レベルも19まで引き上げることができて,本当にありがたい。
- 2005/05/02 (月) マビノギ - 3日め
-
休みはカレンダー通りなので今日は出勤日だ。仕事を早々に片づけ,帰宅する。夕食を簡単に取ったあと,また二人でマビノギだ。二人ともすっかり中毒になっているな。(笑)
ギルドメンバーが揃ったところで再びパーティクエスト。短時間で効率的に経験値とお金を稼ぐことができるので僕のようにレベルの劣っているキャラには非常にありがたい。またパーティの面々にとってもそれぞれ経験値とお金を効率的に稼げるのでメリットがある。このパーティクエストは1人では実行できず,1人だともっと効率の悪い方法でないと経験値やお金が稼げない仕組みになっている。つまりできるだけ仲間を作ってパーティで行動することを推奨するシステムになっているのだ。
パーティは適当に公募して集めることも可能だが,極端に戦闘力の違うメンバーが居るとお互いにやりにくくなる。だから友達やギルドで気心の知れた相手とパーティを組む方が良い。良い仲間にめぐり合えたのは幸運だと思う。
このあたりでレベル上げに必要な経験値が極端に大きくなってくるので,今日はレベルは1つだけ上がってレベル20になった。パーティクエストばかりやっているので本来の必須クエスト(ゲームにはある程度ストーリーがあるため,必須クエストを順にクリアしていかないといけない)がおざなりになっている。明日はなんとかしないとなあ。
- 2005/05/03 (祝) マビノギ - 4日め
-
昼間はあまりギルドメンバーが居ないので,各自それぞれ好きなことをやっている。myuuさんが二人目のキャラ(D)を作ったので,僕のキャラと組ませて二人パーティでパーティクエストを実行した。実際には僕一人で戦い,作成直後の弱いキャラに経験値とお金を分配して効率よくレベルアップさせるわけだ。僕の方にも一人では実行したくてもできないパーティクエストが実行でき,経験値とお金が効率よく入ってくるというメリットがある。
一人で黒オオカミを狩っていたら,しばらくしてギルドメンバーのJさんがやってきて混ぜてくれと言う。D(myuuさんの二人目キャラ)に経験値分配してることを断った上で参加してもらった。一人だと時間がかかっていたが,急にスピードが速くなった。そうこうしているうちに今度はNさんがやってきたので,やはり混ざってもらった。Nさんは非常に強いキャラなのであっと言う間にクエストが完了してしまう。パーティクエストはパーティのリーダーがクエストの完了と再設定を手際よく管理しなくてはならないのだが,初めてやったのでこれがなかなか大変だった。できればもう二度とリーダーはやりたくないな。(笑)
今日もレベルは1つだけ上がってレベル21だ。本当に急成長している。
仲間や自分を治療できるヒール魔法のスキルを獲得し,少しは他のメンバーを支援することもできるようになった。
- 2005/05/04 (祝) マビノギ - 5日め
-
D(myuuさんの二人目キャラ)はNさんと髪の色が同じで,Nさんの幼いころといった感じがする。Nさんもキレイだが,Dもかなりの美少女だ。二人並んでいると母と娘に見えなくもないので,「おかあさん」と呼んだりして遊んでいる。目の色が違うので父親は誰だという話になり,昨日から不在のギルドマスターKさんが父親だろうという話になった(笑)。こういう馬鹿話で盛り上がれるのがマビノギの良いところだ。
黒オオカミ狩りもそろそろ飽きてきたので,今日はアルビダンジョンに行こうという話になった。Nさん,Jさん,U(myuuさんの最初のキャラ)と僕の4人だが,Nさんがどうせなら追加のメンバーを公募して初心者を連れて行こうと言い出した。パーティは8人までなのだが,ティルコネイルの広場で公募するとすぐに枠が埋まった。集まったところでアルビダンジョンに向かう。ダンジョンの入り口では結局一人だけ来ない奴が居たので7人になってしまったが,このメンバーでアルビダンジョンに突入した。
Nさんは操作に長けているので戦闘で強いだけでなく移動もすばやい。本来キャラの移動速度に差はないのだが,動きに無駄がなく最短距離で移動しているからだ。ダンジョンに慣れていない僕はただ付いていくのがせいいっぱいな状態で,初回はほとんど戦わずに付いていくだけになってしまった。公募で来た3人も初心者どころかかなり強い人ばかりで,結局僕が一番弱いようだ。続けて計4回ほど潜ったのだが,最後の方ではようやく慣れて少しだけ戦力になることができた。
それにしてもNさんは強くてカッコイイ。ミミックの部屋に先頭切って突入し,すかさず長い脚でウインドミル(回転して蹴りを決める技)を決めてミミック3匹をなぎ倒したのは圧巻だった。myuuさんと僕は二人ともすっかりNさんのファンになってしまった。
今日もレベルは1つだけ上がってレベル22になった。しかし操作している僕自身のスキルがイマイチなので,もっと戦い方の練習をしなくてはならないなと痛感した。
- 2005/05/05 (祝) マビノギ - 勤勉なユーザー認定イベント
-
今日は子供の日。正式運用開始後初の全体イベントとして「勤勉なユーザー認定イベント」が15時から行われることになっていた。このためシステムを変更する必要があったらしく,朝10時から12時までの予定でメンテナンスが行われた。ところがこのメンテナンスが延々と延びていつまで経っても再開しない。イベントに参加しようと待機していたユーザーのイライラは増すばかりで,公式サイトの掲示板が荒れている。
結局夜の20時過ぎにようやく開催されたのだが,告知が13分前というとんでもない状態で,最初の方は見逃した人も続出したようだ。イベントは通常行っているアルバイトと同じような操作で,順番に指示されたNPCのところを次々と廻ってくるオリエンテーリングのようなものだ。ところが参加できる人数枠が1回あたり30人に制限されているため,開始直後にボタンを押しても一瞬で枠が埋まって参加できない。この日は4回イベントが行われたのだが,結局僕は1回も参加できなかった。まあ僕の操作が鈍臭いということなのだろうが,それにしてもこういうことで参加できないイベントというものは虚しいものがある。1回参加した人はそれ以後は参加できなくするなど,もう少しなんとかならないものだったのだろうか。
myuuさんは要領が良いので4回中3回参加し,1回は3位に入賞して賞品をもらっていた。
僕の方はこの日はトラブルでアクセスできない時間が長かったためレベルアップもできず,なんとも物足りない一日になってしまった。
- 2005/05/06 (金) マビノギ - 7日め
-
マビノギを始めて一週間経った。僕は出勤日なので昼間は会社で仕事をし,帰宅後にアクセスしてみるとギルドにAさんが加わっていた。以前から顔見知りだった女性キャラだが,ウチのエース格のNさんよりキャリアが長くて強い人だ。元々Nさんの友達で,Nさんが勧誘したらしい。Nさんと二人で眼鏡をかけておしゃれな服を着ている。マビノギの世界では眼鏡は非常に高額な商品で,剣が数十本買えるほどの値段がする。しかも見た目が変わるだけで一切の実用的な利点が無いので,実際に眼鏡をかけているキャラはほとんど見かけない。つまりいろいろと極めたキャラだけに許される最高の贅沢品である。それにしても二人並んだ眼鏡美人が大剣を担いで立っている姿はなんとも派手で壮観だ。(笑)
昨日予定されていた「勤勉なユーザー認定イベント」は日程が急遽変更されてしまったため,その補償の意味からか今晩も開催された。僕は帰宅後に最後の1回だけ間に合ったので懲りずに参加を試みたが,やはり参加できなかった。なんだかなあ…。
その後はいつも通りパーティクエストで資金と経験値稼ぎをした。そして以前から顔見知りだったJaさんと組んでアルビダンジョンに挑戦した。Jaさんに攻撃と防御の仕方を教えてもらう。赤クモ相手に攻撃と防御の手本を非常にゆっくりとていねいに見せてくれた。マビノギをやったことがあると分かると思うのだが,戦闘をゆっくりやるのはとても技量が要る。攻撃後の待機時間をギリギリまで引き延ばすと,時間切れで次の攻撃を受けてしまう可能性が高いからだ。教え方の上手い師匠のおかげで,なんとなく分かってきた気がする。あとは実践だが,遅い武器の方が初心者には操作しやすいということで,それまで使っていたロングソードからハンマーに変えることにした。
Jaさんは「あやしい流しのヒーラー」を自称し,パーティの仲間はもちろん通りがかった関係ない人までも治療して廻るのを趣味としている面白い人だ。この日は結局Jaさんもギルドに加入した。数日前に加わったMさんも含めて,ギルドは総勢7名になった。僕はレベル23に昇格。もちろん他の人にはなかなか追いつけないがかなり強くなり,一人前の戦力として認めてもらえるようになってきた。
- 2005/05/07 (土) マビノギ - キアダンジョン
-
それにしてもウチのギルドは女性陣が強くて華やかだ。男のメンバーは影が薄いよなあとギルドマスターのKさんとしみじみ語り合った(笑)。まあクセの強いメンバーを上手にまとめるKさんの気配りもたいしたもので,適材適所という感じだが。
その後,myuuさんが友達のVさんのRP(ロールプレイ)クエスト「ラサのアイスワンド」を手伝うことになり,「ラサとディリス」のRPクエストの画面を見せてもらった。これはゲーム中に登場するキャラクター(NPC)の過去のエピソードをそのまま追体験できるというものだ。2人のプレイヤーがダンジョンに行き,所定のアイテムを落とすとそれぞれラサとディリスに変身して一緒にダンジョン攻略を行う。ラサは魔法使いで,ディリスはヒーラーだ。各々魔法とヒール(治療)の能力は極めて高いが,他のスキルはほとんど無いし武器も全く持っていない。したがってラサが魔法で攻撃し,ディリスが後方から支援するのが正しいのかなと思ったのが,試しにディリスが素手でモンスターを殴ってみたらあっさり一撃で倒れてしまう。2人とも無茶苦茶強いぞこれ。(笑)
面白いエピソードのムービーを織りまぜながら,無事にRPクエストは終了した。このRPクエストはゲーム本来の背景ストーリーの説明であると同時に,キャラクターを根気よく育ててレベルアップするとここまで強くなるんだよという事を実体験させるという意味もあるようだ。
僕はレベル24に昇格し,この一日で50,000Gぐらいのお金をかせいでmyuuさんのキャラからの借金をようやく返すことができた。
- 2005/05/08 (日) マビノギ - アルビ下級ダンジョン
-
今日はギルドメンバーでアルビダンジョンの下級を攻めようかという話になった。各ダンジョンにはデフォルトで入れる初級の物以外に,特別なアイテムを落とすことで入れる下級,中級,上級というよりレベルの高い物が存在している。しかしダンジョンの入り口で準備していたところで再びログイン障害が発生したため,安全を見てしばらく見送ることにした。チャットで各自の仕事のことなどいろいろなことを話す。普段の忙しい共同作業も面白いが,のんびりチャットで話すのも楽しいものだ。
その後,NさんがRPクエスト「タルラークのロケット」をやりたいと言い出したので,僕とmyuuさんのキャラが手伝うことになった。このRPクエストはタルラーク,マリー,ルエリという3人の伝説の人物の過去をそれぞれ追体験するものだ。タルラークは魔法使い,マリーは弓の名手の少女,そしてルエリはブロードソードを振り回す強力な剣士だ。主役はタルラークなのでNさんがタルラーク,myuuさんのキャラUがマリー,僕がルエリをやることになった。ルエリはレベル53でヒットポイントが354,攻撃力を表すSTR値が234という化け物じみた強さだ。この3人でアルビダンジョンを攻略するのだが,ルエリは一振りで数匹のモンスターを片づけるし,タルラークもマリーもものすごく強い。最後のボスである大クモを倒す場面でも,いつもなら手下の赤クモを全部退治してから全員で大クモに取りかかるのだが,これならイケるだろうということで先に大クモを攻撃してみた。あっさりと3打で大クモは死んでしまった。とても壮快だ。自分のキャラも早くここまで育ててみたいものだと思わずにはいられなかった。
夜遅くになってサーバーも安定してきたみたいなので,ようやくアルビ下級を攻めることになった。メンバーはNさんとAさんの両エースにJaさん,myuuさんのキャラと僕を加えた5名だ。僕らは後方支援が主な役割になる。アルビ下級は初級に比べるとかなりキツい。しかも途中でJaさんが抜けなくてはならない不測の事態が発生し,最後は本当にギリギリでなんとかボスを倒せた。NさんもAさんも95%以上ケガしてヒットポイントがほとんど残っていない状態だ。それでよく戦えますねと聞いたら,どうせ攻撃を食らえば一撃でやられるのは同じだからヒットポイントの大小はあまり関係ないという答が帰って来た。なるほどそういうものか。
僕は今日はレベルアップなし。しかしなんとか戦いのやり方も分かってきたので,魔法攻撃の勉強も開始した。NさんやAさんのレベルには追いつけなくても,せめて後方支援が上手にできるようにならないとなあ。
- 2005/05/10 (火) マビノギ - 学校
-
マビノギの町や村には学校があり,戦闘術や魔法を教えてくれる。ここで授業料を払って学ぶと,各スキルを得るだけでなくSTR等のパラメータや経験値も上げてくれる。僕は「初級戦闘術」の授業を全く受けてなかったということに気がつき,急遽受けることにした。もちろん本来はもっとレベルの低いうちに受けることを想定したものであるため,授業で出される課題も今の僕にはすごく簡単なものだ。いきなり実戦でガンガン鍛えてしまったのですっかりこういう部分がおざなりになっていたな。
ギルドメンバー達にこの話をしたら,「あ,私も学校行かなきゃ」と言う人が数人居た。僕だけじゃなかったのか。(笑)
この後はさらに魔法学校にも通い,魔法攻撃(アイスボルト)のスキルを覚えた。同時に弓矢のスキルも取得し,レベルも25に昇格。少しは後方支援ができるといいのだが…。
- 2005/05/12 (木) マビノギ - パーティクエスト
-
マビノギではパーティクエストという方法で効率よく経験値とお金を得ることができる。これはNPCから例えば「黒オオカミを30匹狩ってきて欲しい」といった依頼を受ける形で実行する。パーティクエストは,二人以上のパーティでないと実行できない。つまり一人で遊んでいるともっと効率の悪い方法しか使えないわけで,この辺りにも「どんどん友達を作っていこう」というこのゲームのコンセプトが現れている。
パーティクエストはより強いモンスターを狩るものほど報酬も大きい。昨日はガイレフ地方で骸骨オオカミを狩るクエストを実行したのだが,獲物の数自体が少ないため効率が悪かった。そこで今日は以前から何度もやっている黒オオカミを狩るクエストを久しぶりに実行した。メンバーの成長が著しいため,以前よりずいぶん速く所定の数を狩れるようになっている。回転率が非常に高いため,結果として骸骨オオカミよりずっと効率良く稼ぐことができた。やはり回転率も重要なんだな。
レベルは26になった。次の週末が楽しみだ。
- 2005/05/14 (土) マビノギ - キア下級ダンジョン
-
Aさんが転生し,黒っぽい髪に変えてきた。元々強いキャラなので転生しても相変わらず強いようだ。今日は土曜日で時間があるので,皆でキア下級ダンジョンに挑戦することになった。先週行ったアルビ下級ダンジョンよりも実は難易度は低いらしい。
メンバーはAさん,Nさん,Kさんと僕,myuuさんのキャラUに加えて,ギルドメンバーでは無いものの最近よく一緒に遊んでいるVさんも加わった計6名だ。準備を万端に整えてキア下級ダンジョンに突入した。
キア下級ダンジョンではクモの強化バージョンであるラゴデッサや,ヘビ類,ラットマンなどが主な敵で,堅いものの飛び道具を使ってこないため確かにやりやすかった。一般のキアダンジョンの場合は矢を撃ってくるゴブリンアーチャーの処理が大変だったが,こちらはそれより易しい感じだ。とはいえラゴデッサやラットマンはそれなりに強いモンスターなので,一つ間違えるとやられてしまう。特にダンジョンの狭い空間で乱戦になると,どうしても横殴りの問題が発生する。一般にマビノギの戦闘は1対1に持ち込んで相手の出方を見ながらこちらも次の手を出していくというやり方が基本だ。そこに横からモンスターを殴られてしまうと,リズムが狂って却って危険な状態になる。そんなわけで強いキャラのAさんやNさんでさえ何度も死んでしまうことになった。
Nさんはその状況が我慢ならなかったらしく,ついには怒って途中で帰ってしまった。彼女のように防御を薄くしてプレイヤースキルで勝つスタイルの人には,横殴りでリズムが狂うのは致命的だからだ。結局皆で謝り,できるだけ横殴りをしないように申し合わせることでNさんも機嫌を直してくれ,その後2回目のキア下級ダンジョンにも挑戦した。
Nさんは実年齢は20台前半とのことだが,日頃の言動からは歳に似合わない非常に大人びた女性という印象があった。しかしこの日は歳相応の感情爆発が見えて,僕やmyuuさんはむしろ安心してしまった。
ダンジョンから帰ってくつろいでいるところ。
- 2005/05/17 (火) マビノギ - 露店
-
マビノギでは要らなくなったアイテムを個人で売ることもできる。アイテムカバンを用意し,銀行で個人商店許可証を発行してもらって露店を広げる。販売は買い手がクリックすると自動的に行われるので,一度露店を開いたらそのままずっと放置しておいても構わない。染色アンプルや,最初の頃に使っていたラウンドシールドなどを売りさばいた。意外な物が意外な値段で売れたりして面白かった。
- 2005/05/19 (木) マビノギ - レベル30達成
-
土曜日にはレベル28になり,その後はパーティクエストで盗賊コボルトを狩るようになったため経験値とお金を効率よく稼げるようになった。今週中にはレベル30にと考えていたのだが,無事に今日達成することができた。次の土曜日には20歳になるので,転生して17歳からやり直すつもりだ。転生は経験値をゼロから再スタートするものだが,それまでに獲得した財産やスキルは持って行けるのでキャラを強化する近道なのだ。
ギルドからはサブリーダー格だったJさんが個人的な理由で抜けることになった。目指す方向性が違うから仕方がないといったところ。残念だが。
- 2005/05/20 (金) 旧友たちと宴会
-
なんかマビノギで無い話題は今月初めてだな。(笑)
高校時代の同級生で,大学から上京してそのまま東京に居る連中が久しぶりに集まろうということになり,有楽町の飲み屋で宴会となった。galshy以外は数十年ぶりに会う連中だが,顔つきも中身もあまり変わっていない。何年経っても以前のまま話ができる。もちろん皆,年相応に老けては居るのだが。
- 2005/05/21 (土) マビノギ - 転生
-
マビノギではキャラクターの誕生日はリアルの曜日になっており,リアルの1週間で1つ歳をとるようになっている。ただし実際に加齢するのは全員が土曜日の12時となっている。もっとも僕のキャラは土曜日に作成したのでこのギャップは気にしなくて済むのだが。
キャラは20歳になると転生ができるようになる。転生はキャラのデザインや年齢等をリセットして最初からやり直すことができるシステムだ。レベルも1からやり直しになる。レベルアップや加齢で上がったパラメータはリセットされるが,それまでに獲得した財産と,他の要素で上げたパラメータは全て持って行ける。レベル1からやり直すと簡単にレベルアップができて各種パラメータも追加獲得できるので,やり直しはデメリットよりもメリットの方がはるかに大きいのだ。
僕のキャラは今日20歳になったのですぐに転生することにした。キャラの顔はいまいち女性陣に不評だったので,myuuさんの監修で茶髪ロングのイケメン系に作り直した。(笑)
年齢はもう一度17歳スタートにした。10歳でスタートする手もあるのだが,手っとり早く成長させるには17歳スタートで転生を繰り返す方が有利らしい。また,転生前に達成して完了ボタンを押してなかったクエスト(L30達成など)も持って行けるので,転生後はまずこれの完了ボタンを押して一気に経験値を稼ぐ。いきなりレベル8になった。少々ずるい方法なのだが,システム的に許されているのだからかまわないだろう。
続いてティルコネイルに至る道の途中に居るティンというNPCに会う。実は最初にキャラを作った時もこのティンに会うと本を貰えたらしいのだが,僕はそれを見落としていた。まあ本そのものはたいした価値は無いので問題ない。しかし転生後にティンに会うと色指定染色アンプルというレアなアイテムが貰えるらしい。さっそくこれを貰った。色は人気色の白で,露店で売ると高く売れるそうだ。
このエリアにはライトガーゴイルの群生地があり,転生者はここで腕試しとレベルアップのトレーニングができることになっている。しかしライトガーゴイルは元々かなり強力なモンスターだ。試しに挑んでみたがあっさり瞬殺され,ティルコネイルに入る前からナオの復活サポートを呼ぶことになってしまった。どうやらこれはもっと強くなってから転生する人向けの物らしい。
仕方がないので退散し,そのままティルコネイルに入って第二のキャラ人生をスタートさせた。ステータス等のパラメータを見ると確かに転生前のレベル30のキャラよりはかなり力は落ちているようだ。しかし試しにオオカミ類と戦ってみたところ,そんなに弱くなったようには感じなかった。
昼間はあまりギルドメンバーも居ないので,myuuさんの新キャラとアルビダンジョンに出かけたり,一人でダンバートンでアルバイトしたりしていた。するとNさんがログインしてきて,転生した僕の姿を見にやってきた。Nさんは白いベレー帽に白い男性用ニュービーウェア(一般に異性用の服は着ることができないが,新キャラに無料で与えられるニュービーウェアだけは例外となっている)を着ていてオシャレに決めていた。全部白にするために染色アンプルを沢山使ったそうだ。僕のキャラは茶髪ロングのイケメン系だが,とりあえず嫌味は無いので気に入ってもらえたようだった。ほっとした。(笑)
Nさんはすぐにまたログアウトしていき,僕はレベルアップのためにキアダンジョンにソロで行ってみた。何度も死んでナオの復活サポートも尽きたので途中で帰還したが,それなりにレベルを上げることができた。夜になってギルドメンバーが揃ってきたので,いつものように盗賊コボルトを狩って経験値とお金を稼いだ。
深夜まで遊んでそろそろ寝るかと荷物を整理していたら,ティルコネイル南平原に巨大白オオカミが出現したとの知らせが入った。この巨大白オオカミは時々湧いてくるフィールドボスの一種だが,これを倒すことがゲームを進める上での必須クエストにもなっている。このため狙うプレイヤーが多く,いつもあぶれてずっと倒せずにいた。今回もダメかなと思いつつとりあえず行ってみると,巨大白オオカミ3匹に対して戦ってるのは2人だけだ。絶好のチャンスなので迷わず手つかずの残り1匹に突進する。
ポーションをがぶ飲みしながら戦っていたら,「ポーションの効果は確かに良いが何か変な気分がする」なんてポーション中毒の表示が出たので焦った。(笑)
結局3回ほど死んでその場復活しては戦ういわゆる「ゾンビアタック」になったが,なんとか一人で1匹退治することができた。過疎サーバーのさらに人が少ないチャンネルとは言え,土曜の深夜に取れるとはちょっと意外だった。
転生したキャラ
巨大白オオカミを倒した
(黒バケツ型兜をかぶっている)
myuuさんの別キャラAtとツーショット
- 2005/05/22 (日) マビノギ - ユーザー交流会
-
今日はユーザー主催の交流会が行われた。普段遊んでいるギルドメンバーはとても楽しい仲間だが,閉じこもっていては世界が狭くなってもったいない気がするので,参加することにした。
もっとも,開始時刻を勘違いしてしまい,行った時にはすでに交流会の参加者はキアダンジョンに向かって出発した後だった。急遽追いかけて混ぜてもらったが,8人パーティが一杯だったのでパーティ外で付いていくことになった。この8人パーティが非常にユニークで,全員が弓矢を装備している。しかも攻撃は弓矢か魔法,つまり遠距離攻撃に限定するというルールを,ダンジョンに入った後で知らされた。(笑)
弓矢は持っていなかったのでアイスボルトだけで戦うことになったが,それにしても弓矢だけのパーティというのはなかなか面白い物だった。弓矢自体は剣やハンマーに比べてそれほど破壊力は無いし,高速に連射もできない。つまり一対一でモンスターと戦うのはかなり辛い武器だ。しかしこの頭数があると,遠距離から一斉に集中砲火を浴びせることでモンスターを実に簡単に倒して行ける。狭いダンジョン内で剣やハンマーを使うと「横殴り」の問題が避けられないが,遠距離攻撃のみならそういう問題も発生しない。結果としてダメージを最小限にとどめて楽々とゴーレムまでクリアすることができた。
2回目は一人抜けてくれたので僕もパーティに混ざり,今度はシバリ無しで戦うことになった。もちろん無事にクリアできたのだが,弓矢シバリの時より負傷者が多いのは仕方がないのだろう。(笑)
その後はトゥガルドアイルのトレーシーの所でたき火をして親睦を深め,解散となった。ただし二次会としてアリーナでの団体交流戦というものが企画されており,面白そうなので参加してみた。参加者を2つの組に分けた後,それぞれ目印として青と赤のローブを着る(ローブはたまたま雑貨屋で売っていた物)。異様な集団となってアルビダンジョンに向かい,アリーナコインを落としてバトルアリーナに入った。
アリーナでの団体交流戦
僕は赤組に入ってなんとか頑張ろうとした。しかしアリーナには元々集団戦の機能が無い。つまり気をつけないと敵だけでなく味方も殴ってしまうのだ。結局味方を殴る失敗を繰り返してどうしても上手く戦えなかった。
- 2005/05/23 (月) マビノギ - 鉱石堀り
-
バリダンジョンでの鉱石堀り
- 2005/05/25 (水) マビノギ - ラビダンジョンとサキュバス
-
連日鉱石堀りを続けていたら,Atの精錬スキルも大幅に向上したようだ。今日も鉱石を掘っていたら,Vさんがラビダンジョンに行こうと連絡してきた。実は必須のメインクエストに,ラビダンジョンでサキュバスを倒してこいという物がある。Vさんがこれをクリアしたいので手伝ってくれというわけだ。Atを残してNさんとAさんとの計4人でラビダンジョンに入った。
ラビダンジョンはキアダンジョンよりさらに難易度が高い。基本的にスケルトンや骸骨オオカミなどの骨系モンスターがよく出る。ライフポーションをがぶ飲みして再び中毒症状になったりしながら,どうにかボスルームの前にたどりついた。サキュバスは一人でこのボスルームを開けないと登場しない。このため,Vさんを残してぼくら3人は一旦ログアウトし,Vさんがボスルームを開けた所で再び同じダンジョンに入った。
長い通路を走ってようやくボスルーム前に到着し,待っていたVさんと合流する。いよいよサキュバスと戦闘開始だ。といってもVさんがサキュバスを倒さないと意味が無いので,僕ら3人は見物しながらヒール等の後方支援を行うだけだ。苦戦していたがなんとか無事にサキュバスを倒し,Vさんはクエストを達成して「サキュバスを倒した」タイトルを取得した。
- 2005/05/26 (木) マビノギ - ポーション調合
-
マビノギでは戦闘以外にも裁縫師になって衣服を作ったり,鍛冶屋になって武器や防具を作ったりするなどいくつかの楽しみ方が用意されている。それぞれ道を究めるのは簡単ではないため,何もかもに手を出すわけにはいかない。僕はそれらの中からあえて人気の低いポーション調合に手を出すことにした。今のところこのスキルを究めても得られるメリットは少ない。しかしいずれ必要になってくる予感がしなくもないので,敢えてバクチを打とうと思った。他人と同じことばかりしていてもつまらないからね。
交流会でキアダンジョンに潜った時にベースハーブを取得していたので,薬草学の練習段階にはすでに入っていた。まず音楽関係の書物を買って熟読し,音楽知識のスキルを上げることで知力のパラメータIntを上げる。音楽知識とポーション調合に直接の関係は無いのだが,Intを上げるためには重要なのだ。
準備ができたところで,赤いブラディハーブを使ってライフポーション50の調合に挑戦する。ポーション調合スキルをFランクに上げるために必要なトレーニングだ。何十回も挑戦してだめだったという話をよく聞いていたので覚悟していたのだが,なんと2回目であっさり成功してしまった。Intを上げたのが効いたのだろうか。
その後,マナポーションやスタミナポーションの調合も試みたが,全体で90%を超える高い成功率を記録した。実は意外と簡単なものなのだろうか…。
- 2005/05/28 (土) マビノギ - フィールドの散歩
-
薬草学スキルをFランクに上げると,フィールドに生えているベースハーブが視覚的に見えるようになる。そこでベースハーブの生えているエリアを探すついでに,まだ行ったことのないエリアを散歩してみることにした。考えてみると日々とても忙しくてゆっくりこの世界を散歩するなんてことはなかったよな。
ダンバートンから南のガイレフ平原に向かう。このまままっすぐ南下するとバンホールに至るのだが,西に向かうとセンマイ平原に向かうエリアがある。ここにフィールドボスのオーガが居るのだが,このあたりの山麓にもベースハーブが沢山生えていた。
イメンマハ封印石
ブラックウォーリアとブラック
ソルジャーの方々
さらに南側へ廻ると,ここにセンマイ平原のフィールドボスである「すごく強そうな白ヒグマ」が居た。取り巻きのタイトル付き黒ヒグマたちと合わせてなかなか凶悪な感じである。もちろん今の僕では勝ち目はゼロなので刺激せずにその場を離れた。
センマイ平原を隅々まで見て廻ったが,結局ハーブが生えている場所は無かった。仕方がないのでダンバートンに戻り,さらにティルコネイルに向かって走った。トゥガルドアイルの北部でブラックウォーリアとブラックソルジャーの団体に偶然出くわした。これも時々湧いてくるタイプのフィールドボスだが,元々このあたりにはあまり人が居ないので,たいていは人知れず湧いて人知れず消えていくらしい。(笑)
- 2005/05/29 (日) マビノギ - キア下級ダンジョン(2)
-
ゴーレム戦に備えて休憩
先週に続いて今日もユーザー交流会が開催されたが,さすがに疲れたので最初の集合地点に顔だけ出して早々に失礼させてもらった。
- 2005/05/30 (月) 研修
-
Active Directoryについて詳しく勉強して来いとの命令が下ったため,マイクロソフトユニバーシティのトレーニングコースを受けることになった。今週は昼間はずっと新宿だ。連日のマビノギ漬けで睡眠不足なため,眠気との戦いが辛いが,一日あたり数万円のコースなので居眠りはできない。真剣に勉強することになった。
昼休みは近くのカフェに無線LANのホットスポットがあったので,ここでノートPC(Let's Note R1)を使ったりした。さすがにマビノギをノートで動かすのはキツいようだ。(笑)