Last Update:2002/09/28
ANGIE WORKSHOP > でじたる雑記 > 2002/09

でじたる雑記  2002/09


2002/09/01 (日) bookmark

部屋の片づけがどうにか一段落した。不要になったEDBetaのテープやWOWOWデコーダを機動さんに引き取ってもらった。しかしまだ書類の整理とか残っているんだよなあ。まあでもとりあえず新しいAV機器を導入可能な状況にはなったから良しとするか。

2002/09/04 (水) bookmark

祖父の七回忌兼祖母の三回忌ということで09/02から二泊三日で帰省してきた。実家にはADSL環境も入っていたし,近所の空き地には立派な家が建っていた。兄の会社も順調に発展中ということでいろいろと世の中変わってきているなあと実感。

2002/09/05 (木) bookmark

ONKYOから新型AVアンプが発表された。実は同社のTX-DS898を購入しようかと考えていたのだが,後継機種の発表も近そうなので様子見をしていた所だ。型番(TX-NA900)といい,価格といい間違いなく後継機種なのだが,内容的にはイマイチという感じがする。

もちろんTX-DS898の完成度が高いので,なかなか際立った改良も難しいとは思う。今回の改良の目玉はこのあたりかな。

  • Net-Tuneというパソコンとのネットワーク連携機能
  • S映像信号やコンポジット信号をコンポーネントに変換して出力するビデオコンバータ機能
  • 32bit DSPを使った新しいデジタル処理回路

Net-Tuneは確かに面白いコンセプトだが,自宅に居る時には音楽だけ聴くよりも映像系のソフトを見ていることが多いので,個人的にはそれほど使う機会が無い気がする。ビデオコンバータ機能は確かに有用な気がするが,それよりもまずコンポーネント/D端子の入力数を増やして欲しかった。2系統の切り替えしかできないという点ではTX-DS898から何も変わっていない。DSPの32bit化(TX-DS898は24bit)というのもなかなか良さそうではあるが,デジタル回路を全面的に作り直したということなので,枯れるのに時間がかかる可能性もある。

そして最大の問題点は消費電力だ。TX-DS898では270Wと7chアンプとしては画期的な省電力を達成していたが,TX-NA900では513Wと再びコタツ並に戻ってしまった。こういった点をいろいろ考えると枯れたTX-DS898を買った方が良さそうである。そろそろ本気で予定を立てるか。

2002/09/06 (金) bookmark

作業中のDVデータを保存する必要が生じて,どうもまたHDDが足りなくなったので購入することにした。もちろんMaxtorの160GBだが,IEEE1394接続で使うにはケースに収めなくてはならない。以前使ったmatheyはすでにBig Drive対応のファームウエアが供給されているのでこれと組み合わせるのが無難ではあるのだが,同じものばかり使うのも面白くない。そこで,今回はアイオーデータの出来合いの製品(HDA-iE160)を購入することにした。

価格的にはベアドライブ+matheyが27000円前後+12000円前後で合計39000円ぐらいになるが,HDA-iE160の実売価格も同じぐらいの水準なのだ。IEEE1394−IDEブリッジ回路にはmatheyと同じOXFW911を使っているということなので性能的にも期待できるし,自分で組み立てないで済む点やメーカーの保証がある点を考えると割安とも言える。

さっそくHDBENCH 3.3でベンチしてみると,次のような結果になった(単位はKB/sec.)。

測定 Read Write
最初の測定時 35224 13680
10回電源ON/OFFした後 35803 28365

最初の測定時にはWrite性能が妙に低かったが,これは最近のMaxtorのHDDは10回電源をON/OFFするまでは強制的にベリファイを行うという仕様であることが原因。この条件をクリアした後では妥当な性能が出ている。

このHDA-iE160はケースの表面がアルミパネルになっており,その周囲をプラスチックのカバーで囲んでいる。放熱性は良さそうだし,なかなかカッコいいデザインだと思う。ただ,このケースを開けるのには少し苦労した。表面に露出したネジはなく,プラスチック部分ははめ込み式なのだ。マイナスドライバーを使ってなんとかこじ開けたが,どうしても細かい傷が付くのは避けられなかった。また,何度も解体を繰り返すとそのうちツメの部分が削れてダメになりそうでもある。将来的に中身のHDDを入れ替えて使おうという用途にはあまり向いていない印象だ。

※ 後で知ったのだが,このケースは「挑戦者」ブランドで組み立てキットSOTO-3.5iEとして販売されているらしい。Webサイト上にマニュアルがあったのでダウンロードして読んでみたが,なんと一度組み立てると分解はできないと書かれていた。[^^;]
なお,ブリッジ回路基板はOXFW911+TSB41AB2という2チップで,matheyと全く同じ構成である。ただしmatheyでは12V単一電源から基板上で5Vを作っていたが,こちらはACアダプタ側で2電圧を作って供給する設計になっている。IEEE1394コネクタは2つ付いているが,片方だけ何故か4pinコネクタだ。アイオーデータ独自のi・CONNECTのコネクタも実装されているので,基板そのものは同社自身の設計なのだろう。

手元の160GB HDDはこれで4台になった。所有HDDの総容量もようやく1TBを突破したが,10年ぐらい前に初めて1GBに達した時のような感慨は無いなあ。

2002/09/15 (日) bookmark

自宅のメインPCを以前のPentium 3/650MHz自作機に戻すことにした。以前,ビデオ編集PCとして使っていたPentium 3/850MHz dual機を3月からメインPCとして使い回していたのだが,以下の理由から元に戻した方がよさそうだという考えに至ったのだ。

  • 重い作業を行わないPCではdual CPUは要らない(重い作業はビデオ編集PCとして使っているXeon dual機でやれば良い)。
  • 自作のwmvビデオファイル等が低いクロックのPCでも再生できることを確認するためにはPentium 3/650MHz程度がちょうど良い。
  • 省電力・静音化という観点からもメリットがある。

そういうわけでCUBXをベースに再構築したのだが,どうせなら静音化を少しだけ追求してみようということでCPUクーラーを交換してみることにした。雑誌の評価記事によるとSocket 370用のクーラーで評価が高いのはオウルテックのOWL-AX7,Coolermasterの銅静CB5-8G52ALPS HHC-L61といった所だが,この中では比較的ファンが小さいHHC-L61を買ってきた。

しかし銅製ヒートシンクは初めて買ったが,重いものなんだな。このHHC-L61は500g以上ある。Socket 370のプラスチックノッチに金具で固定するだけなので,ソケット側の強度が不安に思える。実際にはぐらついたりマザーボードがたわんだりする様子はないようだが,ヒートシンクを購入する時には重さについても少し考えた方が良さそうだ。次からは気をつけよう。

静音ヒートシンクということでさすがに静かだ。intel純正ヒートシンクを使っていた時よりずいぶん静かになった気がする。冷却能力もかなり高く,BIOSで表示されるCPU温度は33℃前後で安定していた。ただ,わずかに高音系のキーンという音が聞こえてくるのが残念。不快というほどではないんだが。

2002/09/19 (木) bookmark

DTV関連で有名なDoom9.netというサイトがある。結構いかがわしいツールなんかも公開されている怪しいサイトではあるが,それなりにこの分野の最新情報が集まってくる所でもある。昨日久しぶりにここを見ていたら,AC3Machineというソフトが紹介されていた。これはどうもDolby Digital(AC-3)圧縮音声のエンコーダらしい。

Besweetというコマンドライン型ツールへのフロントエンドという形態だが,とにかく実際にダウンロードして動かしてみた。WAVEファイルを入力にエンコードしてみるとそれらしいファイルができるし,DVDit! PEに読み込ませてテスト再生することも問題なくできた。実際にDVD-Videoディスクを焼く所まではまだ試していないが,使えそうなのは確かだ。

安いDVDオーサリングソフトにAC-3音声の機能が付いていないのはAC-3のライセンス料がバカ高いからだという噂だった。実際市販のAC-3エンコーダソフトは10万円ぐらいするバカ高いものしか無かった。しかしこのAC3Machineは無料のフリーソフトである。合法的にライセンスを取得して作られた物なのかどうかは大いに疑問だが,ともかく実際に動くAC-3エンコーダがタダで入手できるようになってしまった。[^^;]

もっとも,AC-3音声をインポートできるオーサリングソフトも少ないので,実用的にはそれほど大きなインパクトは無いのかもしれないな。

2002/09/22 (日) bookmark

IEEE1394ケースがもう一つ欲しいということで,昨日所要で新宿へ行った帰りに小田急ハルクのビックピーカンに寄ってきた。最初はmatheyの類を買うつもりだったのだが,ちょっとした気の迷いでラトックシステムズのFR-DK1を買ってしまった。

これは,IEEE1394−IDEブリッジ回路にIDE HDD用のリムバブルケースを組み合わせた製品だ。HDDを安いカートリッジに入れて,交換して使うことができる便利な製品である。実は特に新しい製品では無いのだが,価格が高いのとちょっとアレな評判を聞いていたため敬遠していたものだ。

久しぶりに売り場で見かけると,本体が19,800円,交換用カートリッジが1,980円とかなりリーズナブルな価格まで下がっている。matheyの類をこれ以上増やしても面白くないし,そろそろ技術的にも枯れてきているのではないかなと考えられるということで,つい手を出してしまった。(笑)

帰宅後,さっそく接続して電源投入。

…… うん?

電源スイッチは押しボタン形式で電子的にトグルするタイプのもので,押すと確かに電源が入る。でも指を離すと切れてしまう。つまり使うためにはずっと指で電源スイッチを押さえておかなくてはならない。なんじゃこりゃ。(笑)

いろいろ調べてみたが,結局これは電源スイッチの故障としか考えられないという結論に達した。つまり初期不良品を掴んでしまったようである。ツいてないな。[^^;]

というわけで,仕方がないので今日もう一度新宿に行き,交換してもらった。さすがに電源が入らないという状況は誰が見ても立派な不良品なので,あっさり交換には応じてくれた。

交換後のものはもちろん正常に動作している。さっそくベンチマークを…。

…… うん?

HDBENCH 3.3がハングする。[^^;]
実はこれも以前から聞いていた既知の問題で,知り合いの某氏が問い合わせた結果によると「仕様です」ということらしい。HDBENCHはベンチマークプログラムとはいえWindowsのアプリケーションであり,APIを呼び出して動いているだけのプログラムのはずである。そんなものを動かすだけでハングアップするというのはどう考えてもハードウエアの問題だと思うのだが…。

まあ動かないのはHDBENCHだけだという話だし,別にHDBENCHが動かなくても実用上困る事は何もない(気持ち悪いのは確かだが)ので,とりあえずこの件は目をつぶろう。

また,この製品はWindowsからリムバブルドライブとして認識されるように工夫されている。これにより電源を入れたままカートリッジを交換することを可能としている。この事と関係するのかどうかは不明だが,PCの起動時に電源を入れたまま接続していると,リムバブルドライブ以外にもう一つの非リムバブルドライブが出現するという妙な状態になった。両者は同じドライブを指しているようだ。もちろんPCの起動後に電源を投入した場合にはリムバブルドライブしか現れない。まあこれも気持ち悪いだけで実害はなさそうだし,使う時だけ後から電源を入れるようにすれば混乱も無いだろう。

接続して70GBほどのデータをコピーしてみたが,特に問題なく動作した。速度もそこそこ出ているようだし,とりあえずバックアップ用途には十分実用になる感じだ。しかし上記のようにいろいろと気持ち悪い動作をする製品である。残念ながらあまり他人にオススメしようという気持ちにはなれなかった。

2002/09/23 (祝) bookmark

書くのを忘れていたが,昨日返品交換に行った時にヒートシンク用のファンを交換することを思いついてついでに買ってきた。

ALPS HHC-L61は銅製ヒートシンクに6cmファンを付けたものだが,このファンはごくありきたりな形状なので交換可能に思えたからだ。買ってきたのはアイネックス社製のCF-60Sという静音ファンで,ケース用ファンとして売られていたものだが特に問題なく交換できた。

交換してみると以前のファンの甲高い音が無くなり,本当に静かになった。電源ユニットのファンの音に隠れてしまって,このファンの音は外部には聞こえなくなっている。冷却能力も特に問題なく,ケース側の排気ファンを止めた状態でもCPUの温度は33℃前後で安定していた。良い買い物だった。

2002/09/26 (木) bookmark

ウルリッヒがテレコム離脱。やはりCSCに行くのかなあ。
もう一度鍛え直してランスに再挑戦して欲しいものだが…。

2002/09/28 (土) bookmark

久々に休日出勤。会社のメールサーバーで使っているUNIXにセキュリティホールが見つかったということで,サービスを停止してパッチ作業を行う必要があったのだ。作業自体はたいした手間ではないのだが,一応念のためにシステム部分のバックアップをパッチ前後で計2回取得するのに時間がかかった。

待ち時間をぼーっとしているのも何なので,以前から考えていた会社のPCのCPUのリプレースを実行。Dell Dimension V400というPentium II 400MHzの古いPCを使っているのだが,先日自宅で解体して余ったPentium III 850MHzを持ってきて交換した。古いマザーボードなのでちゃんと動くのかどうか不安だったが,Web検索で調べているうちに完全に同じパターンでCPU交換を実行したレポートを発見した。

なるほど。CPUファン用電源コネクタの不足とリテンションユニットが合わないという問題があるのか。リテンションユニットはPentium III用のちゃんとした物と交換した方がスマートだよなと思い,ビックピーカンへ買いに行った。

しかし売っていない。SECC2のリテンションユニットなんてもう普通に売ってるものでは無くなってしまったのね。(笑) もちろん秋葉原に行けばあるんだろうが,そこまで手間をかけるのも何なので結局同じ緊縛による固定方法を使わせていただいた。ほんとにありがたい先達である。感謝。

交換後はもちろんあっさり正常に起動し,何も問題なく動いている。850MHzとは言え,以前が400MHzだったのでずいぶん速くなったと感じた。


top access