国道218号線を西進、延岡市から北方町に入る頃から、小雪がちらほらと舞いだした。 日之影バイパスに入ると、雪は本降り。フロントガラスに向かって、雪が勢いよく舞ってくる。 そして青雲橋で、チェーン装着の必要が出てきた。 こんなに手前でチェーンを付けたのは、初めてのことだ。
関門その1
高千穂町の手前で、横を向いている車がいた。 おばちゃんの運転する乗用車で、チェーンを持っていないという。 とりあえず、邪魔なので車を押して、道路脇に寄せてもらった。
関門その2
高千穂町内で、目の前をトラックが走っていた。
関門その3
五ヶ瀬町の手前で、突然、渋滞が。
関門その4
シャトルバスを待っている人たちの列を横目に、インプレッサ雪道仕様は坂を上っていく。しかし、波帰大橋でまたしても渋滞。シャトルバスがおりてくるので、片側交互通行にしているそうだ。
関門その5
五ヶ瀬の大坂は、クロカン四駆をも寄せ付けないのか。途中、道路脇に放置されたパジェロ(?)や、登頂を断念したCR−V(?)に出会った。 「もう、降りるんですか?」と訪ねると、
「いやー、やっぱり、これ以上は無理だと思って...」との返事。 しかし、我が愛車、インプレッサ雪道仕様車は、数々の関門をいとも簡単にクリアして、 我々をカシバル峠パーキングまで導いてくれた。
関門その6
しかし、ゲレンデは大変な状況だった。
関門その7
なんと、運転席のドアが開かない。助手席や後部座席も開けようとしたが、やはり開かない。どうやら、ウィンドウと、ゴムのパッキンが、凍り付いているらしい。 解氷スプレーもない。最後の望み、トランクに手をかける。
「なむさん...ガチャ!」 幸い、トランクは空いた。トランクにはガラス部分がないためだろう。トランクから車に乗り込み、エンジンをかける。かかった。
ヒーターをガンガンにたいていると、やがて運転席のドアも、中から開けることができた。ホッと一息。助かったー。
関門その8
スキーに来たと言うよりも、スノードライビングをしに来たみたいだった。
五ヶ瀬の雪、あなどったらいけませんな。