五ヶ瀬の猛吹雪!  (1998.1.23)


五ヶ瀬に行くのに、これだけ苦労したことはなかったと思う。

国道218号線を西進、延岡市から北方町に入る頃から、小雪がちらほらと舞いだした。 日之影バイパスに入ると、雪は本降り。フロントガラスに向かって、雪が勢いよく舞ってくる。 そして青雲橋で、チェーン装着の必要が出てきた。 こんなに手前でチェーンを付けたのは、初めてのことだ。

関門その1

 高千穂町の手前で、横を向いている車がいた。  おばちゃんの運転する乗用車で、チェーンを持っていないという。  とりあえず、邪魔なので車を押して、道路脇に寄せてもらった。

関門その2

 高千穂町内で、目の前をトラックが走っていた。

関門その3

 五ヶ瀬町の手前で、突然、渋滞が。

関門その4

 シャトルバスを待っている人たちの列を横目に、インプレッサ雪道仕様は坂を上っていく。しかし、波帰大橋でまたしても渋滞。シャトルバスがおりてくるので、片側交互通行にしているそうだ。

関門その5

 五ヶ瀬の大坂は、クロカン四駆をも寄せ付けないのか。途中、道路脇に放置されたパジェロ(?)や、登頂を断念したCR−V(?)に出会った。  「もう、降りるんですか?」と訪ねると、

 「いやー、やっぱり、これ以上は無理だと思って...」との返事。  しかし、我が愛車、インプレッサ雪道仕様車は、数々の関門をいとも簡単にクリアして、  我々をカシバル峠パーキングまで導いてくれた。

関門その6

 しかし、ゲレンデは大変な状況だった。

関門その7

 なんと、運転席のドアが開かない。助手席や後部座席も開けようとしたが、やはり開かない。どうやら、ウィンドウと、ゴムのパッキンが、凍り付いているらしい。 解氷スプレーもない。最後の望み、トランクに手をかける。

 「なむさん...ガチャ!」  幸い、トランクは空いた。トランクにはガラス部分がないためだろう。トランクから車に乗り込み、エンジンをかける。かかった。

ヒーターをガンガンにたいていると、やがて運転席のドアも、中から開けることができた。ホッと一息。助かったー。

関門その8

 スキーに来たと言うよりも、スノードライビングをしに来たみたいだった。

 五ヶ瀬の雪、あなどったらいけませんな。