大山(だいせん) 〜西日本最大のゲレンデ〜
(1998.1.14)
1月14日
今回参加したツアーは、福岡スベロー会のバスツアー。
昨シーズン、カナダスキーで知り合った熊本のKさんに、
「このツアーはいいよ。僕は、毎年行ってるんだ」と誘われるまま、参加した。
というのも、福岡県連の指導員、または準指導員が、連日レッスンしてくれる。
宮崎からの参加でも、快く受け入れてくれて、本当にありがたいツアーです。
まずは宮崎−福岡 高速バス「フェニックス号」に乗り込む。
九州自動車道をひた走り、福岡までわずか4時間。 軽くショッピングで時間をつぶして、集合場所へ。
暖冬の影響で、さしもの大山も、先週まで雪がなかった。
しかし、先週のドカ雪で一気に雪がつき、ゲレンデも全面オープン。
「ツアーに間に合ってよかった...」というのが、素直な気持ち(^^)
さらに、「大山は、雨らしい。ひょっとしたら雪になるかもしれないけど」という、 ちょっと不安にさせる情報が入る中、午後8時半、スキーバスは大山へ向けて出発した。
1月15日
大山に到着したのは、午前6時ころだっただろうか。
ふと目が覚めると、バスの外は猛吹雪だった。しかも、みぞれっぽい雪。
雨でなくてよかったと、ひとまずは安心するが、風はほとんど横殴りで、非常に不安。
芝先生のレッスンを受ける。 中の原ゲレンデで
1月16日
きょうも、猛吹雪。 きのうとほとんど変わらないコンディションだった。
連れのK氏と一緒に、きょうから上級者講習に組み込まれた。
1級の人たちと一緒に、滑ることになったのです。 K氏も僕も、まだ3級なのに(^^;
さすがに、1級の人の滑りは上手。
たとえばプルークボーゲンをするにしても、とてもきれい。
3級のボーゲンと、1級のボーゲンでは、格段の違いがあるんだな...と、あらためて基本の大切さを実感した。
リフトで話しているときに、先生から、
「頑張れば、すぐに1級も取れますよ。いまさら2級でもないかな、と思うけどね」
との、ありがたいお言葉をいただいた。
1月17日
うってかわって、快晴!
いままで見ることのできなかった大山を、ようやく拝むことができた。
土曜日ということで、人出もまずまず。
午前中は、大山国際の上級コース、「チャンピオンコース」
午後は、明日のバッジテストバーンになるであろう、中ノ原ゲレンデで練習。
夕方のフリータイムは、豪円山スキー場へ行ってみた。
リフトの終点で、「右と左、どっちが楽ですか?」と訪ねると、
「似たようなもんだよ。どっちも、36度くらいあるからね」
え!? 36度!? 一瞬、登ってきたことを後悔したが、時すでに遅し。
1月18日
なんと、雨。おまけに、霧。 バッジテストは、最悪のコンディションの中、行われた。
なにせ、スタート地点から、ゴールが見えない。
ゴールまで、規定のターン数で滑らないといけないのに、その目安もなしだ。
1本目、パラレル大回りでみごとに体制をくずす。
2本目、パラレル小回りでは問題なし。
3本目、ステッピングターンも、まずまず。
4本目、総合滑降も、まずまず。
しかし結果は、無惨にも不合格。
注意されたのは、「内倒ぎみ」ということと、「上下動がない」こと。
2級では、上下動をはっきりさせた方がよかったそうな。
あらら、そうと知っていれば、上下動をちゃんとつけたのに。
ま、今回不合格だったのも、天候のせいだ。次回は、絶対に合格するはず。
五ヶ瀬ででも再挑戦しよう。
バッジテスト2級合格という目標は果たせなかったが、3日間のスクールで格段に上達したことは、大きな収穫だった。
ついでに、吹雪でも滑れる、強いからだと心を養ったことも(^^)