リフト待ち0分! ゲレンデは貸し切り状態  (1997.12.19)


今年最後のチャンス!?

抜群のコンディションでオープンした98シーズンだったが、それもつかの間。
冷え込みは急激にゆるみ、雨が降ってしまった。
おかげでコンディションは悪くなったが、金曜日は少し冷え込むとの予想。人工降雪機がかけられそうなので、午前中のコンディションはいいだろう。

しかも、土曜日には雨が降るとの予報も出ていたため、「ひょっとしたら、今日が今年最後のチャンスかもしれない」と思い立ち、日帰りツアーを敢行。
スキー歴3年目を迎えて板を買ったばかりの、たけちゃんと2人で五ヶ瀬へ向かった。

午前4時過ぎ、宮崎市を出発し、ゲレンデオープンの午前8時には、ふもとの第1リフト乗り場に到着。先客は、わずかに2人。
「やっぱり、平日はこんなものだね」

ゲレンデに立てば、そこはほとんど貸し切り状態だった。
五ヶ瀬のコースを、ぜーんぶ自由に使って滑れる。
リフト待ちも0分で、滑って、リフトを登り切るまでにわずか5分しかかからない。
「こりゃ、めちゃくちゃ練習になるね」
前回、オープンの日には700人くらい来ていたが、そのときの5倍は滑れる。

雪質も、予想通り、良かった。
人工降雪機があるスキー場は、前の日に冷え込みさえすれば、翌朝は良いコンディションになる。雪質が安定しているのは、人工降雪機のあるスキー場の長所だ。
しかし、この日は気温が急上昇。
午前中は良かった雪質も、午後には「かき氷状態」になってきた。

熊本県民テレビが取材に!

しばらくすると、ゲレンデにTVカメラの姿を見つけた。
カメラには、「KKT」と書いてある。熊本県民テレビだ。
TVの取材があると、ついつい、写りたくなるものだ。
カメラマンは、特定の被写体ではなく、いろいろなスキーヤーを撮っているように見えた。頃合いを見計らって、滑り出す。自分では、とっても上手に滑っているつもり(^^)
「撮ってくれたかなー?」なんて思いながら、滑った。

スタッフが引き上げた後、KKTに電話して、いつ放送されるのか聞いてみた。
KKTの応対はよく、12月26日のお昼前、「わくわくメッセ」という、5分枠の番組で放送しますと、丁寧に教えてくれた。
というわけで、早速、熊本の友人にビデオの録画を頼んだが、結局、放送では、ゲレンデのシーンはあまり放送されなかったらしく、私の姿も見えなかったそうだ。
TVに映ったから何だっていわれればそれまでだが、やっぱり残念。