雪降る五ヶ瀬で新雪を


五ヶ瀬町内の雪化粧

この冬一番の寒波がシベリアからやってきて、この日、五ヶ瀬は雪となった。
スキー場だけでなく、五ヶ瀬町内でも雪が降り、一面の雪化粧。
いつもと同じ道を走っているのに、車窓を流れる景色はどこか違う。
「南国みやざき」という言葉はかき消され、「雪だるま共和国」の風景になったのだ。

五ヶ瀬町内でこんな景色に出会うのは、とてもめずらしい。
この冬、町内で積雪があったのは3回目か4回目ということだが、今日はこの冬一番の積雪だという。
地元の小・中学生が登校する中、町役場でチェーンを装着し、スキー場へと向かった。

新雪の五ヶ瀬ハイランド

ゲレンデでも、粉雪が舞っていた。
水分をほとんど含まない、さらさらのパウダースノー。
標高1600メートルを超える向坂山は、雪質が非常に良い。
気温はマイナス3度と寒くとも、心と体はウキウキしている。

ゲレンデは、その状態を次々と変えていく。
普段なら何でもない斜面も、整地されていないとこんなに違うものなのか。
さらさらの雪があちこちに散らされ、段差、こぶのオンパレードだ。
なかなかイメージ通りの滑りはできない。
スキーの奥深さを、改めて感じる事ができた。

もっとダイナミックコース

雪は、ダイナミックコースにも降り注いでいた。
新雪をかぶった上級者コースは、普段よりもさらにダイナミックだ。
整地されていない急斜面。
滑っていると、不意に段差がやってくる。
恐怖のせいか、姿勢は後傾になってしまう。そして、さらに体勢は崩れる。
まだまだ、修行が足りないな。


 明日から週末。日本最南端のゲレンデは、絶好のコンディションを楽しむスキーヤー達でにぎわうことだろう...