’96スキー滑り初め日記


12月17日「スキー場までの長い道のり」

PM9:00

宮崎市内の某喫茶店に、妙に厚着をしている人達が集まりだした。 そう、今日は、五ヶ瀬スキーへの出発日。夜中の12時に出発して、日本最南端のスキー場、「五ヶ瀬ハイランド」へ行くのだ! 準備は万端。いつでも行けるぜ!と、私は某喫茶店のドアを開けた。
「あれ、ゆかたん、いまからスキヤキやるけど、たべる?」
「え゛...?」
出発前に、この余裕。なんなんだろう...

AM0:00

電光石火の早さで食器を片づけて、メンバーも揃った。 Do−NETスキー班、綾夜(りょうや)班長と6人の○○○たち(^^; は、 班長のデリカ号とN氏のカペラ号に分乗した。
さあ、行くぞ!五ヶ瀬までの長い道のりの始まりだ!
しかし30分後、我々はまだ1キロも進んでいなかった。N氏、G嬢が普段働いているコンビニでうだうだ買い物中(^^;

AM1:00

仲間のG君に一声かけていこうと、一行は、光輝くクリスマスツリーで有名な、新富町の某ビジネスホテルへ。 宿泊するわけでもないのに、綾夜班長と6人の○○○は、フロントへ詰めかける。 フロントには、夜のお仕事にいそしむG君が、いたいた(^^)
「おー、仕事してるぞ」「すげー、真面目な顔ー」「始めて見たー」 広報を通してくれー、と叫ぶG君だったが、有無を言わさず写真をバチバチとって、一行は去って行った(^^;

AM1:30

日向市駅で、Do−NETスキー班日向支部長、K氏を拾う。 「東口で待ってます」と、途中で連絡したものの、我々は西口に着いてしまった。
しかたない、歩道橋を渡って東口へ行こうと、ゆかたんはひとり東口へ。しかし、 東口にK氏はいなかった。
5分後、ゆかたんを呼ぶたけちゃんの言葉は、「Kさん、西口にきましたよ」だった...
...ちっ、裏目ったぜ

AM2:30

延岡市内に入るところで、思いがけず2台の車が何者かによって引き裂かれた。
国道10号バイパスに乗ったカペラ号と、旧10号線へ入っていったデリカ号。 2台をつなぐアマチュア無線機も、延岡のコンクリートジャングルにはばまれ、 交信できなくなってしまった。

まぁ、いい。市内を抜けた所にある「ぽかぽか温泉」 で、綾夜班長は待っていてくれるはずだ。そこで合流すればいい。
ぽかぽか温泉についたカペラ号は、そこで待った。無線で呼びかけた。しかし、 応答はない。いいや、きっとまだ後ろにいるんだろう。
15分ほど待った。しかし、デリカ号は来なかった。

綾夜班長を信じて待ったゆかたんだったが、綾夜さんと以心伝心できなかった。 淋しい...やっぱり、相性占い70%では、無理らしい(^^;
1時間後、日之影町の青雲橋の先のドライブインで、2台はようやく再会した。

AM5:00

ついに到着、五ヶ瀬町。
レンタルスキー屋さんの近くで、我々は車を停めた。今日は、車の中で仮眠だ。一眠りすれば、雪のゲレンデが待っている...

     その2「ゲレンデが俺を呼んでいる」に続く


12月18日「ゲレンデでおねえさぁんが、呼んでいるぜ」

AM7:30

車での仮眠を終えて、目覚めた私を待っていたのは、G嬢の情け容赦ない カメラ&フラッシュ攻撃だった。いきなり、寝起きで最悪の顔をフォーカスされる...
をいをい、ちゃんとマネージャー通してくれよ(^^;

AM8:30

やってきました、久しぶりの五ヶ瀬ハイランド!
こんなに大勢で来たのは初めてのことで、とても嬉しい。
今回は、初めて五ヶ瀬に来た人とか、初めてスキーに来た人とか、 初めて雪を見た人もいました。ついでに、結婚後初めての旅行...と言う人も(^^;
それぞれが、なにかの「初めて」を持って、ゲレンデに立ったのでした。

初めてのスキーの人は....
ロッジのそばの緩斜面(かんしゃめん)で基本から。 スキーの履き方から、転び方、滑り方、止まり方、etc...

スキー経験者は....
初心者の面倒を見ながら、交替で滑りに行ったり、時には放ったらかして滑りに行ったり(^^;; それなりに楽しみました。

AM11:00

スキー初体験組も、だんだん慣れてきたようです。緩斜面での練習を終えて、いよいよコースに挑戦です。
「うきゃー!!」「ぎゃー!!」「ひえー!!」
そこではきっと、こんな声が幾度となく聞こえたことでしょう。 初めて滑るコースは、そんなものです。
止まらない、曲がらない、思い通りに行かない(^^;転んだ数だけ、上手になっていきます。

それでも、G嬢をはじめ、みなさん頑張っていました。いくらこけても、 いくら滑り落ちても、立ち上がり、はいあがり、何度も何度も挑戦していました。
最後には、こけてそのまま滑り落ちながら、「さよーならー」なんて言う余裕 までできたようです(^^;

ふもとまで行って、リフトに乗って戻ってきた頃には、「疲れたー」 「足が痛いー」「もう滑りたくないー」「恐いー」なんて声ばかりでしたとさ(^^;;;;;

AM12:00

食事を終えて、午後の部開始。
さっきまで「もう滑りたくない」なんて言っていた人も、再び滑り出す。 スキーというものは、始めの頃の上達がめちゃくちゃ早いので、 1本ごとに、めきめき上達していきます。
始めの頃は、1日でも、1時間でも多く滑った人が勝ちだったりします(^^;
初めての人も、明日待っている地獄のことを思いもせずに、思いっきり 楽しんでいたようです(^^;
地獄って? 言わずとしれた、筋肉痛ですね(^^)

そしてPM1:30、スキー終了。
少し早めに切り上げて、帰りがけに温泉に入っていくことにしました。

PM3:00

日之影町の「日之影温泉駅」到着。
TR 高千穂鉄道の駅でありながら、温泉を備えていて、スキー帰りの休憩には絶好のポイントです。大人300円(^^)

スキーで疲れ切った体を、温泉に浸かって休めます。もう、最高! 自称温泉通G氏は、私と共に最後まで浸かっていました(^^)
ついでに、「しし汁」の夕食を食べて、後はビールをくいっと...
運転があるから飲めないんですね(^^; 残念。

それぞれが「初めて」の何かを体験できた、今回の五ヶ瀬スキー。それぞれ、楽しんだようです。