ギザの三大ピラミッド

 カイロ近郊、ナイル川の西部流域のギザ高原にクフ王、カフラー王、メンカウラー王によって
造られたエジプトを代表する3つのピラミッド。最大のクフ王のピラミッドは
建造当初は146mあたが、現在、頂上部分が崩壊し137mになっています。紀元前2500年前、
人力だけでどうやって作ったのか三大ピラミッドは世界七不思議の一つです。


 ギザの高原には人間の頭を持ち、ライオンの姿をした架空の彫像である
スフィンクスがこの3つのピラミッドを見守るように鎮座しています。


 砂漠、ピラミッド、ラクダ。エジプトを代表するイメージですが、
実は観光用の演出なのです。エジプトは国土の97%が砂漠。農業のほか
でこれといった産業がありません。70%の人が観光に関連した
仕事で生活しているそうです。過去の遺産で暮らす観光立国です。

 
 ピラミッドは荒涼とした砂漠の中にあると
思っていたら、なんと市街地からも
見えるところにあった。
かつては砂漠だったが、アスワンダ
ム建設でナイル川の流れが変わり、
砂漠の周辺が緑地に変わり、住宅地になった。


 ピラミッド周辺のラクダは観光用の見世もの。
10エジプトポンド(約2ドル)で試乗も出来る。
5分ほどちょろちょろと歩いて「はい終わり」
「たったこれだけ」の声も聞かれた。


 最大のフク王のピラミッドは一辺が230m、
重さ2.5トンの石灰岩のブロックが230万個
使われている。遠くから見ると稜線が直線に
見えるが、近くで見ると四角な岩石がごつごつと
積み上げられている。建設当時は一番下にあ
る滑らかな表面をしていたが、崩壊して岩石
が露出したそうだ。


 カイロのホテルから見たナイル川の夜景
ここでナイトクルーズがある。


 ナイトクルーズの船内ではディナー(バイキング)
とベーリーダンスが繰り広げられる。打楽器と
ヴァイオリンだけの音楽で官能的な踊りだ。


 カイロの市内は物凄い車の渋滞だ。駐車場はなく
車は道路の両脇に駐車。道路一杯に車が溢れる。

 
 カイロの国立考古博物館。多くの埋蔵文化財が
展示されている。特にツターカーメンの墓から
発見された、黄金の仮面や財宝は見ごたえがあるが
館内は撮影禁止。

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