テキストデータの操作(perl)

はじめに

perlはテキストデータの加工に強力なツールですが、できるだけ知らないで使いたいものです。

perlを勉強しないで活用するためには、最初に3通りのperlスクリプトの実行方法を覚えることです。実行方法を覚えたら、他の人が作った便利なスクリプトを活用しましょう。このページでも便利なスクリプトを集めていきたいと思っています。

  1. perlの起動法その1(-eオプション)

    コマンドラインから短いスクリプトを実行するときは、eコマンドラインオプションを使います。

    $ perl -e 'print "hello, world\n"'

    eオプションにnオプションを併用するとテキストファイルを1行ずつ処理することができます。例えば次のようなファイルを作成しtest.txtと言う名前でセーブします。

    momotaro
    urashimataro
    kintaro

    つぎに、下記のようにneオプションをつけてスクリプトを実行するとmomotaroを検索できます。

    $ perl -ne 'print if /momo/;' test.txt
    momotaro

  2. perlの起動方法その2(スクリプトファイルを引数としてperlを起動する方法)

    テキストファイルに書かれたperlスクリプトを実行する方法です。次の内容が書き込まれたファイルを作成し、名前をtest2.plとします。

    print "hello, world\n";

    このファイルを引数としてperlを呼び出すと、ファイルの内容が実行されます。

    $ perl test2.pl
    hello, world

  3. perlの起動法その3(perlスクリプトファイルだけで起動する方法)

    上のtest2.plの1行めにshellがperlスクリプトであると認識できるようにしたディレクティブを記述するとファイル名を入力するだけでperlスクリプトを実行するようになります。test2.plに1行追加して次の内容にします。

    #!/usr/bin/perl
    print "hello, world\n";

    test2.plのパーミッションを実行可能にします。

    $ chmod 755 test2.pl

    今度は、ファイル名をタイプするだけでperlスクリプトが実行されます。

    $ test2.pl
    hello, world

これらの3つの起動法を知っていれば、あとは、書籍や、ネットワーク上にある多くのスクリプトを使うことができます。このホームページでもこれからそういうスクリプトを集めていきたいと思っています。

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