perlはテキストデータの加工に強力なツールですが、できるだけ知らないで使いたいものです。
perlを勉強しないで活用するためには、最初に3通りのperlスクリプトの実行方法を覚えることです。実行方法を覚えたら、他の人が作った便利なスクリプトを活用しましょう。このページでも便利なスクリプトを集めていきたいと思っています。
コマンドラインから短いスクリプトを実行するときは、eコマンドラインオプションを使います。
$ perl -e 'print "hello, world\n"'eオプションにnオプションを併用するとテキストファイルを1行ずつ処理することができます。例えば次のようなファイルを作成しtest.txtと言う名前でセーブします。
momotaro
urashimataro
kintaro
つぎに、下記のようにneオプションをつけてスクリプトを実行するとmomotaroを検索できます。
$ perl -ne 'print if /momo/;' test.txtテキストファイルに書かれたperlスクリプトを実行する方法です。次の内容が書き込まれたファイルを作成し、名前をtest2.plとします。
print "hello, world\n";
このファイルを引数としてperlを呼び出すと、ファイルの内容が実行されます。
$ perl test2.pl上のtest2.plの1行めにshellがperlスクリプトであると認識できるようにしたディレクティブを記述するとファイル名を入力するだけでperlスクリプトを実行するようになります。test2.plに1行追加して次の内容にします。
#!/usr/bin/perltest2.plのパーミッションを実行可能にします。
$ chmod 755 test2.pl今度は、ファイル名をタイプするだけでperlスクリプトが実行されます。
$ test2.plこれらの3つの起動法を知っていれば、あとは、書籍や、ネットワーク上にある多くのスクリプトを使うことができます。このホームページでもこれからそういうスクリプトを集めていきたいと思っています。