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 サッカー小僧・健太郎は、1999年春から少年団登録チームである「旭スポーツFC」に入団することになり、サッカー教室とはスケールの違う大きな世界で、数多くのサッカー少年と競い合うことになった。

 

出場した主な試合結果

 No1杯(宮崎市:1999/8/21〜22)4年生以下

 ピーターパン杯(宮崎市:1999/9/25〜26)

 バンライズ杯(日南市:2000/1/16)3年生以下

 No1杯(宮崎市:2000/8/19〜20)4年生以下

 バンライズ杯(日南市:2001/1/21)4年生以下

 練習試合(1999年〜)出場分した試合を掲載

 

No1杯(1999)

 ナンバー1杯を目標に頑張ってきた3年生・4年生は、やる気満々の顔、緊張で寝不足の顔、いろいろな顔で、グラウンドに集合しました。開会式・ウォーミングアップと徐々に気持ちが盛り上がるなか、1試合目のキックオフを迎えました。
 1試合目の相手は優勝候補の宮崎、前半立ち上がりより攻め上がり、6分児玉君の先制ゴールが決まり前半を1−0で折り返したものの、後半2分、4分と宮崎に得点を許し1−2とされます。試合終了間際、相手ゴールに襲いかかりますが、今一歩のところでゴールを奪えず、1−2で惜敗しました。
 2試合目の相手は田野、試合開始より相手ぺ一スで試合が進み、前半で0−2とされてしまいます。気合いを入れ直してん臨んだ後半、10分長谷川君、12分児玉君のゴールが決まり、2−2の引き分けで試合終了。1日目の予選を3位で通過しました。大会2日目「1日目より、いいサッカーをするぞ!」「3位グループの決勝に行くぞ!」という気持ちが感じられました。
 2日目は伸び伸びとした、プレーしていても見ていても楽しいサッカーを発揮してました。木脇を8−0、小戸を9−1で攻撃的なサッカーで2連勝、3位グループの決勝戦進出を決めました。決勝戦の相手は宮崎南、前半シュートまでは行くものの得点できず、また相手の攻撃もDFの頑張りで相手得点を許さず、0一0で試合を折り返します。後半3分福良君のシュートが決まり1−0。直後1点返されたものの、児玉君、交代で入った関屋君のゴールが決まり3−1で勝利。見事3位グルーブ優勝を決めました。
 この2日間、少し大きめのユニフォームを着た子供達は、試合に出る楽しさ、1点を取ることの難しさと喜びを思う存分感じることができたと思います。また5年生6年生も、ウォーミングアップや試合のサポートを真っ黒に日焼けしながら、いつもしてもらっている以上に頑張ってくれました。

(旭FCのレポートより)

 

バンライズ杯(2000)

 大会は、日南市より4チーム、宮崎市より4チームの計8チームで繰り広げられました。飫肥小学校に移動すると同時に開始された第1試合の対飲肥少年団戦、ほとんど半面マッチで攻撃をするものの、なかなかゴールを奪えません。大原君の豪快な大砲シュート、キャプテン関屋君の幻のオフサイドシュート等で、会場は盛り上がりました。善戦及ばず0−0の引き分けで試合終了。敗北にも等しい引き分けかと誰もが感じていましたが、ここからがこの大会のおもしろいところで、第2、第3試合がいずれも0−0の引き分けで、”旭FC、再ぴチャンス到来!”他のチームの試合もほのぼのと観戦できましたネ。

 対油津少年団戦、第1試合が良いウォーミングアップになったのか、本来の(?)動きを取り戻し、エース黒木君の先制ゴールで長かったトンネルをやっと抜け出し、冷静に判断した藤原君の技ありシュートで2点目。終盤、油津の9番の選手の早い攻撃に戸惑いますが、1点に抑え2−1で勝利を収めました。好ディフェンスを見せてくれた進来君、森岡君のプレイが光りました。吉田(成)君は右からのシュート、吉田(晃)君は左からのシュートで盛り上げてくれました。市木君の緊張した名キーパー姿も印象的でしたネ。対大宮少年団戦、立ち上がりから良い雰囲気の中、多彩なプレイを見せてくれました。周りの状況をしっかり把握してパスを出す内田君、大きな声で仲間からのパスを求める加木君もコート内を暴れ廻りました。試合開始から僅かな時間で藤原君が、今大会2点目のシュートで先制。旭FC調子が出てきたのか、サイドからの展開やコーナーキックからの惜しいヘディングシュートも見せてくれて、4・5・6年生も刺激を受けたことでしょう。期待の黒木君が弾丸シュートを決め、2−0で堂々の決勝戦進出を決めたのです。

 優勝決定戦の宮崎少年団戦、長い時間待たされた後の試合で、子供たちのコンディションが心配されましたが、”金メダルが欲しい”という気持ちが勝ったのでしょう、相手ゴールを脅かし続けました。斉藤君はオールラウンドプレイヤーでコート内を走り回り相手にプレッシャーを掛け続けました。久保君は足が痛いのも忘れて真剣にプレイしていたのですが、やむを得ず途中交替し悔しい思いといい経験をしました。後半になると旭FC体力不足(?)で足が止まり、逆に宮崎が連続攻撃して来ました。しかし、旭FCのディフェンス陣が踏ん張りピンチを防ぎました。これを観た先輩(4・5・6年生)の大きな応援が会場に何度もこだましました。残り3分、これに応えたのか元気を取り戻した旭FCのチャンス!歯を食いしばったプレイで、何回かシュートを撃ちますが、惜しくも0−0の引き分けでPK戦へともつれ込みました。わが子のシュート時に目を閉じ手を合わせて祈るお母様や、息子のように見守る先輩のお父様など、それぞれ深い思いを胸に、ベンチもサポーターもひとつになってドキドキの時間でした。旭FCの”新守護神”公文君もあの緊張の中、ナイスプレイで懸命に頑張りましたが惜しくも準優勝でした。でも、立派な準優勝です!旭FCの関屋君、大原君、加木君、進来君、黒木君を中心に”試合ができる喜び”と”1点の重み”と”感謝の心”を感じとってくれたのではないでしょうか?旭スポーツFCの家族をひとつにしてくれた子供たちは、この大会での経験を各ジュニアチームの友達へ謙虚に伝え、更に大きく成長して行ってもらいたいと思います。

(旭FCのレポートより)

 

バンライズ杯(2001)

 大会は、日南市、宮崎市から計9チームが集まり、熱戦が繰り広げられました。1試合目だったため、飫肥小に移動してすぐに対飫肥戦が開始されました。昨年も初戦は飫肥で、その時は0対0の引き分けだったため緊張してはいないかと心配でしたが、それほど緊張した様子もなく開始からいい動きを見せ、前半3分森岡君の豪快なミドルシュートで先制しました。その後も3年生ただ1人の石川君の技ありのドリブルなどで積極的に攻め続け、前半終了間際黒木君のコーナーキックをキャプテン加木君が押し込み2点目を決め前半を終了しました。加木君のゴール後のひょっとこ踊りは、観客も大変盛り上がりましたね!心配された初戦でしたが、選手たちはいつものプレーができていたようです。後半もボールを支配して、旭ペースで試合を進め、後半5分のフリーキックのチャンス、黒木君の蹴ったボールを関屋君が決めリードを広げました。守りの方も危なげなく無失点に抑え、初戦3対0と最高のスタートを切ることができました。
 2試合目は、油津戦、初戦の良い雰囲気のままで試合に臨みました。勝てば予選1位通過という事で気合いが入っていて、円陣の声も大きくなりました。試合の方は、前半3分興梠君の左サイド突破からのセンターリングを進来君が右足であわせ、先制しました。狙っていたサイドからの攻撃でのナイスゴールでした。その後、スピードのある相手12番の突破を、ディフェンスの加木君、関屋君、市木君、今村君がしのぎ、ゴールキーパー公文君の好セーブにも救われ1点リードのまま前半を終わりました。後半追加点を狙い、サイドから大原君のいいセンターリングが上がりますが、得点にはならず追加点が取れません。しかし安定したディフェンスがいるため安心でした。このまま笛が鳴り試合終了。予選2勝、無失点文句なしの1位で通過しました。
 勝利の喜びを味わう間もなく、吾田東小へ移動しました。準決勝の相手は吾田東、勝てば決勝進出がかかる試合やや緊張気味でしたが、試合開始直後から攻守共にいい動きを見せていました。林田君の惜しいシュート、他にも何度かチャンス、ピンチを繰り返し、応援の方も盛り上がっていました。選手にとっても大きな力になったと思います。先制点が欲しかった前半でしたが、5分今大会初の失点をしてしまい初めて追う立場での展開となりました。このまま元気がなくなり終わってしまうのかと思った直後、後半7分森岡君が得意のドリブルで相手をかわし、同点のゴールを決めいっきにムードを変えてくれました。流れに乗って逆転を狙いますが、終了の笛が鳴りPK戦へともつれ込みました。緊張していたのでしょうが、「自信を持って思いきり蹴って来い!」の声に選手も笑顔でうなずいていました。1人が蹴るたびにドキドキしながら、ベンチもサポーターもひちつになって見守りました。惜しくも敗れはしましたが、最後まであきらめないプレーは素晴らしかったと思います。この結果、第3位となりました。立派な成績だと思います。3・4年生の頑張りを見て、5・6年生もいい刺激を受けたのではないでしょうか。選手達には今回経験したことを、今後に生かして行ってもらえれば幸いです。

(旭FCのレポートより)