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93/09/11 08:10:47 KAWANO   宮崎日日新聞＞串間市漁協意見聴取

　　　串間市漁協近く賛成陳情
　　　　　「地域振興へ原発推進」
　　　　　　　　　　市議会が意見聴取を開始
 
　串間市議会の原子力発電所問題調査特別委員会（委員長・河野勝巳副議長）は９日、市
内経済団体からの意見の聴取を始めた。初日は「誘致推進」を決めた串間市漁協（神山常
孝組合長、２５１人）。同漁協は「推進は補償金目当てではなく地域活性化を図るため」
とし、近く市議会に賛成陳情を行うことを伝えた。
　同漁協に、同特別委から１４議員、同漁協から立地にかかわる推進委員会メンバー２１
人が出席し意見を集めた。
　特別委があらかじめ通告した原発問題への認識、地域振興、原発問題の議論とその経緯
などの質問に、漁協は「川内、玄海原発を視察し漁民の生の声を聞いた。大きな事故がな
い限り漁業に影響はない。また原発は地域振興につながるという認識を持っている」とこ
たえた。
　さらに過疎化が進む中で「子供の働く場所も考え、原発を起爆剤に地域振興の遅れを取
り戻したい」とし、議会側へ「（原発による）地域振興策を含めた講演会や座談会を開い
てほしい」と要望した。
　同特別委は８経済団体から意見聴取を予定しており、ＪＡ串間市大束とＪＡ市木は１４
日開く９月議会までに、残る５団体は議会修了後に行う。
 
 
　　　　　　　　　　　　　　　　１９９３年９月１０日付け　宮崎日日新聞より

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