YAN normal 95/11/02 00:16:35
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95/11/02 00:16:35 YAN      ちょっとした資料をもらったんで・・・

 自分は学校で生徒会役員をやってる関係で先生と話す機会が結構あるのですが、社会
の先生と原発の話で盛り上がってたとき、先生から会議に使うという資料をもらいまし
た。「この内容をパソコン通信でアップするがいいか」と聞いたところ快く許可してい
ただいたので書き込みをします。尚、この資料はこの先生が以前にいた学校で作られた
ものだということなので内容が現在とあわない部分があります。ご了承ください。


        全国教研報告(原子力関係のところのみ抜粋)
 
 今、原子力発電とそれにともなう核問題が大きな関心を集めています。日本は原子力
発電の燃料を外国に頼っています。その諸外国の中には、ウラン鉱採掘にあたり、放射
能の恐ろしさを知らされていないため、放射能による病気で苦しむ人たちがたくさんい
るそうです。また、プルトニウムという人工の核燃料で毒性の強い物質を「あかつき丸
」で輸送し、「あかつき丸」の航行する周辺諸国から批判されたのも最近のことです。
「あかつき丸」の航路については秘密事項でした。なぜ秘密だったのかというと、核ジ
ャックを恐れたからです。そういう心配をしなければならないほど危険なプルトニウム
なのです。被爆国で放射能の恐ろしさを体験した日本が、安全性に疑問のある原子力発
電へと突き進む背景には、エネルギー消費社会へと私たちの生活が変化するとともに企
業の論理(ここまで開発し、実験等も重ねてきたから収支決算をトントンに・・・でき
れば利益をあげたい。)がはたらいているようです。今、核廃棄物の処理をめぐり、青
森県の六ヶ所村にその処理を押しつけようとしていますが、(ドラム缶1本分の核のゴ
ミに対し六ヶ所村には70万円の交付金がつくそうです。)最終的に、国内でその処理
が住民の反対などで困難になった場合を考えて、関係者はロシアとの交渉に入っている
とのことです。つまり、シベリアの奥地に埋めてしまえば人間の影響は少なくてすむ(
つまり、日本が安全であれば、他の国はどうでもいい)という考え方だと思われます。
 私たちは、今こそ真剣にエネルギー消費社会を見直していかないと「電気が不足する
から原子力発電が必要だ」「水力・火力発電は酸性雨や自然破壊の原因をつくるから、
クリーンな原子力で」という考え方に押されてしまうことになるでしょう。

 このように原子力・核問題は私たちの生活と深く結びつき、ゴミの処理をめぐって「
自分の周りさえきれいにすれば」といった考え方と、どこかでつながっている問題でも
あり、「私には関係ない」では済まされない状況になってきているのです。


 以上ですが、核の問題というのは本当に近いものです。自分も結構考えさせられまし
た。

                          楊 日明               ..

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