6月議会一般質問市長答弁要旨
1.『東京会談』
・日 時  3月26日
・時間帯 午後
・時 間 15分〜20分
・場  所  明らかにできない
・参加者 市長
     鎌田副社長
     九電宮崎支店長
     迷惑がかかるから『立会人』の名前は明らかにできない。国会議員ではない
☆会談をセットしたのは、『第3者』、『仲介者』、誰なのか
・『第3者ひとり』
☆『東京会談』の場所は上杉事務所ではないのか
・上杉事務所ではない
☆公務か私用か
・市長として出席した
☆九電の宮崎日日でのPA活動に抗議したのか
  しなかった場合は、その理由を答えてほしい(内田あきら)
・抗議はしていない。九電が九州全般で行っているものと認識している
☆3月11日から3月31日までのシナリオにのった行動ではなかったか(鈴木)
・ [無視] 
☆鎌田副社長と会談した内容を知事に聞きに行ったのか(鈴木)
・知事が記者会見をしたわけではないので、会う理由がない
☆上杉議員が仲介し、立ち会ったとの報道がされたが
・『第3者』に仲介を依頼して九電副社長と会談した。上杉議員ではない。国会議員でも
  ない報道機関は各社独自の判断と良識で記事を書くので内容は関知しない新聞社に抗議
  する意思はない。
☆3月26日、上京前に対策本部事務局長に電話した件について
・ある人に勧められて、自分から電話した。事務局長は同行を求めたが、断った。代わり
 に文書での確認を求められたので、期待にそうよう努力することを約束した。しかし、
 文書は鎌田副社長に断られた
☆市長にごく近い人物が「上杉氏の仲介」と言ったそうだが
  [無視] 
☆裏取引は無かったのか
 そういう事はいっさいない
☆市長は東京に呼びつけられ、裏取引を受け入れてきたのではないか(川崎)
・ [市長逆上・暫時休憩] <議員でも言って良いことと悪いことがある>
☆初対面なのにどうして15分ですんだのか
・報道内容の確認のみだった
☆なぜ急に会談が設定できたのか
・『第3者』に依頼した

2.3月30日、市長・事務局会談
・特別交付税の増加率について県内他市町村と格差があったと伝え聞いたので、自治省や
  国会議員に陳情し、ある程度回復してもらった
・建設業者の入札指名差別は、山下茂を支持した業者から訴えられたので、県の出納長に
  「あってはならないこと」と申し入れをした

3.3月31日、対策本部申し入れの3者に立会いによる文書での確約文書締結申し入れ
・九電の正式文書提出は、3月26日、鎌田副社長に断られた
・文書ということではなく「九電と確認した事を3者で再確認する場を設定してほしい」
  と言われているので、九電に連絡した
 九電は「しばらく待って欲しい」との事なので、今後実現に向けて努力したい
☆九電に会談を断わられたらどうするのか
・実現に全力をあげたい

4.JA青年部連絡協議会との誓約書、公約、反原発組織との政策協定
・住民投票実施にむけて、12月議会で準備委員会の予算を取り付け、発足させた。3月議
 会で関連予算を提案し、実施に向けて努力した。しかし、チェック機関の議会が、修正
 案を可決し、予備費に組み替えられた。議会制民主主義の下では議会の意向は尊重しな
 ければならない。4月1日からの新年度予算の執行し、市民生活を守ることも重要だっ
  だ九電の「断念・撤退」を確認した。したがって総合的に判断して再議を出す状況は無
  くなったと認識した。混乱(注:住民投票のこと)をおこすことなく、九電の完全撤退
  という究極の目的を達 成した(ので誓約、公約、協定は守った)
☆公約、誓約は市長になるための戦略だったのではないか
・九電の原発立地を阻止するという基本姿勢に基づき誓約した
☆昨年の9月議会では、「九電が断念・撤退しても住民投票を実施する」と答弁している
 が。なぜ今回に限って九電の動きを理由に投票を取り止めたのか(川崎)
・社会経済状況の変化を適切に判断するのも市長の務めである
☆暫定予算を組んで『再議』を行うことはできなかっのか
 暫定予算を組むまでの状況にはなかった
☆なぜ補正予算を組まなかったのか
 議会の議決を尊重して補正予算は組まなかった
☆市長は自らの公権力を拡大解釈していないか(森)
  [無視] 
☆「誓約書」を交わした時の日時、場所、『仲介人』は(川崎)
・記憶していない
☆3月議会で質問された時は、誓約書の存在を隠した。市長名で署名しているのだから公
 文書である。なぜ隠す必要があったのか(末海)
・公文書とは、国、地方公共団体の機関、職員が作成したもの、誓約書は私文書(最初の
  見解は1政治家の個人的文書)
☆誓約書は日付と内容に矛盾がある。偽造文書ではないか
   [無視] 
☆誓約書は地位利用の利益誘導にあたらないか(末海)
・利益誘導には当たらない
☆TV番組『漂流する公約』についてどう思うか(末海)
  [無視] 
☆住民投票を実施するのか、しないのか(任期中変わらないのか、という質問もふくめ)
・住民投票条例を尊重し、状況に応じて適切に処置する
☆立地可能性調査では議会を無視してなかなか実行しなかったのに、修正案ではなぜ議会
  尊重をいうのか(末海)
   [無視] 
☆住民投票条例を作るときは、直接民主主義であり、今回修正案に再議を出さないとした
  時は間接民主主義で対応したのは、矛盾しないか(森)
・住民投票条例は、議会の賛同を得てつくった。いずれも議会を尊重している
☆市長にとって公約とはなにか。都合によって守っても守らなくてもよいものか(川崎)
・実現に向けて最大限努力すべきもの
☆市長任期中の住民投票はさけられるのか(黒水)
・市民の混乱を回避し、九電を撤退させるという目標は達成された
☆『広報くしま』は偏向していないか(森)
・九電の完全撤退を確認し、完全勝利と認識している
☆架空の『串間みさき』が登場している、市長の夢物語ではないか(森)
・市民に分かりやすく読んでもらうために、いろいろ工夫している
  行政と市民とのパイプである
☆『広報くしま』と九電新聞の記述は矛盾しているが
・広報の内容は串間市長として確認した
☆市長の後援会、政治団体、選挙事務所の責任者は誰か(児玉)
   [無視] 
☆後援会、政治団体、選挙事務所での公約の確認はどうなっているのか(児玉)
・各団体には、相談できることもあれば、できないこともある
☆選挙で市長を支持した議員に修正案可決の責任はないのか(児玉)
・各議員は、議会では市長の政策には拘束されない
☆学習会を行っている女性グループが、「参加した市民は市長の言動ははっきりしない、
  住民投票で決めてほしいと言っている」と訴えている。市長の感想は(川崎)
  [無視] 

5.県、国、九電との関係、その他
☆住民投票条例を作るとき、原案を河野勝巳議員に持たせて九電とすり合わせをさせたの
  は誰か(末海)
・原案は、担当課に試案を作らせ、自分で検討した
☆立地可能性調査決議を九電と相談させたのは誰か(末海)
・議員が提案し、議会が決議したことには関知していない
☆住民投票条例改正の時、知事と相談したはずだが(末海)
・県の地方課には指導を受けた
☆『南那珂を語る会』で県との関係を悪化させた責任は(末海)
・住民投票と県職員との関わりを確かめたかっただけ。会の議題としてはそぐわないと断
  られた。途中退席は、他の用事があったから。

☆市長選挙中の県職員への誹謗中傷ビラに対する責任は(末海)
・自分の関知しないことである。そのようなことがないように指導していきたい
☆市長は国、県、九電を恐れているのではないか(川崎)
・協力の相手である
☆市長はもともと推進派ではないか。大束農協の総会では「原発に反対したら、国、県の
  事業はできなくなる」と言ったではないか(末海)
・賛成といったことはない、無色透明で通してきた。「原発は国策だから、反対したら国
  や県の影響がある」と言った。
☆市長は原発反対を表明しているから、住民投票で推進側が勝ったら、市長職を辞めるべ
  きである(末海)
・市民の代表としての市長としては、市民の求める政策を推進しなければならない
☆原発をめぐって経済団体は2分され市民は混乱している。どう対処するのか(末海)
・市民は混乱していない。各団体が一堂に会する日も近いと信じているし、そのために努
  力している。
☆(助役に対して)かつて川内市を視察したときに「原発交付金で大学を誘致する」と言
  ったではないか。原発反対の市長だから、推進の助役はやめるべきだ(末海)
・川内市の職員から「原発交付金で大学施設を作った」という説明を受けた
☆準備委員会はどうするのか
・休止中である。3月27日の準備委員会では、投票日程を取り扱ってもらえなかった
☆3月31日の庁舎内外での無法状態に対して庁舎管理規則を適用するべきだったのではな
  いか。(森)
・市民に迷惑をかけたのは残念だが、各団体の代表によく分かっていただき、統制はとれ
  ていた。また、参加者は、串間のことを真剣に考えている反原発団体の方々であり、規
  則を適用する余地はなかった
☆大型プロジェクトの見積書に原発のことも載っている。推進派として原発誘致を前提に
  した街づくりをしているのではないか(森)
・原発がなくても地域活性化はできる
☆太陽光など省エネルギー政策を実行する気はないのか(末海)
・考えていない
☆新エネルギー政策について(田上)
・風力、太陽光の説明会のための旅費を計上した
☆4月以降、マスコミとの記者会見は1社しかやっていないの事実か(川崎)
・1社のみの会見はやっていない
☆6月議会前の定例記者会見をしなかったのは事実か(川崎)
・議会運営委員会が延びたためと公務の都合でできなかったが記者クラブの了解は得た。
 (事実は定例議会前の会見を開くことで了解されているが、結局開かれなかった。)
 また内容は『広報くしま』を通じて十分情報公開している
☆日南営業所で原発立地の担当者が1名から3名に増員されているが(川崎)
・私企業の人事は関知しない。総数で宮崎支社1名増、日南営業所1名減、串間営業所増
  減なし
☆九電が再び動きだしたら、どう責任をとるのか。東京会談の仲介者の責任は(川崎)
・仮定の質問には答えられない