「号外」
九電「白紙」の狙いは何か
   住民投票の回避!?

--------------------九州電力株式会社の申し入れ文書--

 拝啓 早春の候貴職におかれましては、ますますご清栄
のこととお喜び申し上げます。
 さて、当社は、串間地点につきましては、調査を含む諸
活動を凍結しておりますが、現状を見ますと、当社に係わ
ることで市民の皆さまにご迷惑をお掛けしており、申し訳
なく存じております。
 したがいまして、この度、地元情勢等を総合的に勘案し
ました結果、串間地点につきましては、白紙に戻し再検討
することといたしました。
 何卒事情をご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申
しあげます。
                     敬 具

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 [九州電力株式会社の申し入れ文書]  市民のみなさん。
 九州電力株式会社の大野茂社長は、原発立地計画を
「白紙に戻し再検討する」ことを市長と議長に申し入
れました。
 「白紙」とはどういう意味でしょうか。
 九電が、原発問題を「凍結」した時のことを思い出
してください。
 昨年の夏、九電は、「凍結」なぞどこ吹く風とばか
り、推進の宣伝を大々的にくりひろげたばかりでは、
ありませんか。
 いまさら、九電を信じることはできません。
  九電・武田守正電源立地部長は「串間を断念したと
か撤退するという意味ではない」と発言しました。
 九電の原発建設の意志は、少しも変わっていません。
 私たち串間市民は、これ以上九電から愚弄されたく
ありません。
 そのために、なんとしても住民投票を成功させ、原
発のない串間を実現しましょう。

    白紙とは串間を断念したとか
    撤退するという意味ではない

1997年3月12日発行
串間反原発住民投票対策本部
串間市西浜1-5-6 
Tel&Fax 0987-72-3209