「原発住民投票実施に係わる補正予算案」提出に関する陳情

拝啓 新緑の候、貴職におかれましては、ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。
 さて、私どもは、貴職が昨年秋の市長選挙の公約を貫き、住民投
票実施にむけてご努力なさっているものと、固く信じております。
 顧みればこの五年間、串間は原発問題と九電に翻弄されてまいり
した。
 私どもは、本年一月以来、この問題に決着を着け、串間の発展の
礎となるべく「住民投票対策本部」を設置し、住民投票の成功のた
めに微力ながら力を尽くしてまいりました。
 貴職は、五月臨時議会で「三月二十六日に九電鎌田副社長と会談
し『九電の串間原発断念』を確認した」と行政報告なさいました。
  しかし、貴職と九電の間に正式文書がない以上、私どもの九電に
対する疑念は消えておりません。
  つきましては、どうか私どもの心情をおくみいただき、今定例議
会に、「原発住民投票実施に係わる補正予算案」を必ず提出いただ
くようお願いいたします。

                           敬具
一九九七年五月二十三日

                串間反原発住民投票対策本部
                     本部長 城 光也

W串間市長X
山下 茂 殿