声I 明I 本日1997年3月31日、串間市長山下茂氏は、串間市議会3月議会の住民投票予算案の修 正案審議採決結果に対する再議を出さないことを明らかにしました。 これは事実上、市長が住民投票を実施しないことを決めたものと受け取らざるをえませ ん。 市長は、公約を破り、私たちとの、九電が原発立地断念を表明した場合でも市民投票を 実施するという『誓約』をも守らなかったことになります。 私たちの心は、今、怒りといきどおりの気持ちで一杯です。 また、私たちの言葉を信じ、昨年の市長選挙で山下氏に貴重な一票を投じられた市民の 皆様への責任を痛感し、お詫びの言葉もありません。 ほんとうに申し訳ありません。 顧みれば私たちは、原発問題が起きて以来5年間、原発のない串間を願って必死で運動 してきました。 2年前の市議会議員選挙ではJA推薦10名の反原発候補を応援し、当選させました。 また、九州電力株式会社の串間への度重なる介入もはねかえしてきました。 そして、昨年11月の市長選挙では、山下市長を推薦して当選させ、とうとう住民投票の 実現にあと一歩というところまでこぎ着けました。 それだけに、今回の市長と議会の暴挙は、許すことができません。 私たちはこうした市長の仕打ちに屈することなく、必ず住民投票を実施する覚悟です。 それだけが、私たちを信じてくださった市民の皆様への唯一のお詫びの印だと信じてい ます。 九電は、けして、串間での原発立地をあきらめていません。 住民投票を実現し、原発のない串間をつくることこそが真の活性化につながります。 市民の皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。 1997年3月31日 串間市原発阻止JA青年部連絡協議会 会長 山下 芳数 住所:串間市大字西方6524-117 電話:0987-72-2111