1997年4月24日 宮崎県農協青年 W組織協議会X W各委員殿 X W串間市原発阻止X JA青年部連絡協議会 W会長 山下芳数X 「串間反原発住民投票対策本部」への運動資金援助についてのお願い 拝啓 春暖の候、貴職におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 また、貴組織におかれましては、「串間原発立地反対決議」以来、当連絡協議会へのご 指導・ご支援をいただき、ありがとうございます。 さて、串間原発問題では多々ご心配をおかけしております。 しかし、マスコミ報道などとは異なり、九州電力株式会社は、依然、串間への原発立地 をあきらめておりません。 一連の、九電による「白紙・再検討」申し入れ、「断念・撤退」ほのめかしは、住民投 票での原発反対の勝利を恐れ、住民投票そのものを回避するための方便にすぎません。 九電もまた、動燃と同じように、虚偽の言動によって市民をあざむこうとしています。 そうしたなか、原発推進派議員は、3月議会において住民投票予算を予備費に繰り入れ る修正案を提案、「無記名投票」という暴挙を冒し、あろうことか、修正案が可決される という事態に至りました。 また、市長も再議を行わないまま議会の議決を追認し、混乱を招いております。 私どもは、本年1月以来、「串間反原発住民投票対策本部」に参加し、住民投票の成功 と原発反対の勝利のために運動してまいりました。 その意思は、現在もなんら変わるところはありません。 食料生産基地・宮崎の農業と県民のみなさまの生活を守るために、必ず原発を止める決 意です。 そのためにも、なんとしても住民投票を実現し、原発のことは市民の声によって決めな ければならないと考えています。 これから、さらに、粘り強い運動が求められており、相当の資金が必要です。 どうか、私どもの心情をご理解賜り、よろしくご検討いただくよう切におねがいいたし ます。 敬具 追記 詳しくは同封の資料をご参照ください。