前月 | 次月 |
- 2004/09/04 (土) 見舞い
-
入院した友人の見舞いに虎ノ門病院へ。果物が好きなので池袋の千疋屋で高級果物の詰め合わせを買って行く。果物ナイフがないぞということで近くのコンビニまで買いにいったりした。
OSCARさんと飛鳥さんが某イベントのために上京してきているということで,夕方から池袋の中国茶館で食事。美味しい中華を堪能した。
- 2004/09/05 (日) カラオケ
-
昨日の続きで,OSCARさんと飛鳥さんを交えて6人で昼前に池袋に集合。メコンでタイ料理のランチバイキングを食べた。とても辛いが,とても旨かった。その後カラオケ屋に移動してカラオケを堪能する。
新幹線の時間が早いので15時頃には2人と別れた。nakakukiさんも仕事に行き,ひらりんとmyuuさんと僕の3人が残る。ひらりんが歌い足りなさそうにしていたので,そのまま3人でカラオケ二次会となった。(笑)
へろへろになるまで歌うと,夜になってお腹も空いてきたので東武デパートのレストラン街SPICEに向かった。通常は週末は混んでるのだが,今日は台風の影響からか全体的に客が少ないようだ。久々に13階の「まぐろ料理 みさき亭」で「まぐろづくしコース」を食べる。相変わらず旨かった。
- 2004/09/08 (水) 銚子丸
-
先月,光が丘店に行った回転寿司屋の銚子丸だが,練馬に近い豊玉南店が昨日オープンしているという話を聞きつけた。myuuさんとatlanさんにその情報を伝えたら,なぜかいきなり今日行くことになってしまった。(笑)
歩いて行けない距離じゃないのだが,atlanさんが先に行って並んでくれていたので,あわててタクシーで駆けつける。しばらく待ったが,なんとか無事にカウンター席を確保して美味しい寿司を堪能した。この店の売りはなんといっても鮪だ。大トロから赤身までどれもなかなか質の高い物を出してくる。ただ,開店直後で鮪を押し出しているせいか,他の魚があまり廻ってなくてバランスが悪い印象だった。まあ落ち着いた頃にもう一度来ることにしよう。
帰りは練馬まで歩いた。徒歩だとだいたい20分ほどで帰り着けるようだ。ちょっと遠いが,休みの日に散歩がてら食べに行くのも良さそうである。
入院している某友人から連絡が入る。手術を受けた結果,予想された最悪の事態ではなく割とすぐに退院できる病気だったそうだ。本当に良かった。
- 2004/09/09 (木) 球界再編
-
いろいろとすったもんだのあげく,来季はセ6球団+パ5球団の2リーグ制で行くことに決めたそうだ。選手会は反発してストライキを行うということで,いよいよ混乱に拍車がかかってきている。
日本のプロ野球は,読売グループが作り上げた巨人中心のビジネスモデルでずっと回ってきた。他球団もマスメディアもそれに乗っかっているだけで,自らは何も努力せずに利益の分け前を享受してきたと言える。問題は昨今,そのビジネルモデルが風化してきたことだ。視聴率の低下に如実に現れている。
かつては「巨人・大鵬・玉子焼き」という言葉が象徴するように,巨人を応援することは日本人のファシズム的感情に訴えるものだった。巨人という正義の球団がライバルたちを打ち倒して優勝するという感動の物語を,あらゆるメディアの力を使って演出していた。「巨人の星」という今から考えると洗脳目的としか思えないような荒唐無稽なアニメも放送されたし,「巨人ファンにあらずんば人にあらず」という思考回路をあからさまにしている頭の悪い人も多くてうんざりしたものだ。
時代が変わり,価値観が多様化してファシズム的なビジネスモデルは通用しなくなった。もちろん日本人のファシズム的感情は簡単には無くならない。だがそういう感情は現在はメジャーリーグやサッカーのワールドカップ,オリンピックなどで活躍する日本人選手たちに向けられている。札束で他球団の有力選手をかき集めてくるだけの今の巨人には,もはやそういう夢を持つことができなくなってしまったのだ。
最終的にプロ野球を再生させるには,Jリーグ的な組織に改革することしかないだろう。具体的には次の2点がポイントだ。
- 各チームの名前からスポンサー企業の名前を排除し,地域の名前を前面に押し出す。
- テレビ放映権を全体で一括管理し,特定球団の試合だけに放送が偏らないように調整する。
これができればプロ野球は再び魅力的なコンテンツとして復活できる。だが,これは同時に旧来の巨人中心のビジネスモデルの完全な否定である。そう簡単にゴールにたどりつけるとは思えないのが現実だ。
球団合併の仕掛け人と言えるオリックスの宮内オーナーは,経済界でも名の知れた優れた経営者だ。球団の数や2リーグ制がどうしたといった入れ物だけをいじってもどうにもならないことは十分わかっているはずである。それが何故このような無茶な合併のゴリ押しに至ったのか。とりあえず大騒ぎを起こしてすべてをぶち壊し,その中から再生への道筋をつけようという高度な戦略なのかもしれない。
- 各チームの名前からスポンサー企業の名前を排除し,地域の名前を前面に押し出す。
- 2004/09/11 (土) 溜池山王聘珍樓
-
急転直下,いろんなことが一気に動き始めた。これから大変だ。
午後から新宿で買物をする。その後,夕方から予約していた溜池山王聘珍樓へ行って夕食をとった。溜池山王聘珍樓は,都心部の山王パークタワーという高層ビルの27階にある。座席から見える夜景は実に美しい。いろいろと迷ったが,富貴之筵という1万円のコースで,一部の料理を変更して貰うことにした。安い方のコースにあった「あんかけおこげ」を久しぶりに食べたくなったからだ。交渉の結果,価格はそのままで出しましょうということになった。すばらしい。
富貴之筵(ふうきのえん)/一部変更 \10,500
*初秋薫る前菜の盛り合わせ
*フカヒレ、芝海老の翡翠スープ
*旬の瓜と二種海鮮の炒め、籠盛り
*本格釜焼き北京ダック鴨肉のそぼろ、レタス包み
*ノルウェー産タラバ蟹のスパイス揚げ
*ハモの土鍋煮、中国味噌の香り
*野菜たっぷりあんかけおこげ(極上スープ餃子から変更)
*ヨーグルトのブラマンジェとマンゴーアイス、キウイソース添え
この溜池山王店は,AQさんによるとワインリストがフランス料理店も顔負けなぐらいに充実しているという話だ。残念ながらワインの知識は乏しいので,ソムリエの勧めてくれた白ワインと赤ワインを1杯ずつグラスで貰った。もちろんとても美味しいものだった。店内やテーブルの雰囲気は中国料理店というよりフランス料理店のように思える。もちろん出てくる料理は中華なのだが,だからと言って違和感があるわけでもなくリッチで落ち着いた空間になっている。
実はここの予約を取る前に新宿聘珍樓の予約を試みたのだが,さすがに前日だと窓際の良い席はすべて埋まっていた。しかし都心の溜池山王聘珍樓はガラガラだったので,週末は狙い目と言えるのかもしれない。
- 2004/09/12 (日) 旅行の手配
-
月末に九州へ旅行することになったので,練馬のJTBで手続きをする。変則的な日程なのでパックにうまくハマらず,かなり割高になった。後で調べると自分で手配してもあまり変わらない価格になったようだ。JTBは確実だけど,頼りっきりというのも問題だなと反省。その後,池袋のJTBへ行って別の旅行の相談をした。慌ただしい週末だ。
- 2004/09/14 (火) 水冷PC故障
-
自宅のメインPCとして使っているNECの水冷PC VALUESTAR TXだが,日曜の夕方に突然故障してしまった。電源を投入してもビデオ信号が全く出て来ないのだ。もちろんビデオカードの交換やディスプレイの交換などいろいろと試してみたのだが,結局マザーボード自体の故障としか考えられないという結論に達した。サポートに電話して相談したところ,とりあえずCMOSのクリアを試してくれと言われた。どうするのかというと,電源ケーブルを抜いた状態で本体の電源スイッチを10回ほどカチカチとやるのだそうだ。
これで直ってくれれば良かったのだが,残念ながら全く効果は無く,結局修理に出すことになった。やれやれ…。
まあHDDが飛んだわけではないので,データを失うことが無かったのは不幸中の幸いと言えるだろう。保証期間はすでに過ぎているので有償修理となるのだが,いったいいくらかかるんだろうな。
- 2004/09/18 (土) 丸の内OAZO
-
東京駅方面に用事ができたので出かける。無事に用事を済ませたところで,夕食は八重洲地下街にある越後 叶家に行った。へぎそばと豆腐や天ぷら等,とても美味しかった。
その後は,先日オープンしたばかりの丸の内OAZOに寄ってみた。と言ってもすでにうろうろする元気は無くなっていたので,丸善の本屋に寄って本を買っただけで返ってきた。丸善は日本最大級の床面積の書店という話だが,そんなに広い印象は無いし,本の種類もそんなに多くは見えなかった。
- 2004/09/19 (日) 暑気払い
-
今日はbataさんちで暑気払いに餃子とビールのパーティ。餃子に合うものをということで,池袋東武の地下で青島ビールやサンミゲルなど東南アジア系のビールをいろいろと仕入れて行った。bataさんの美味しい手料理を堪能して楽しいひとときを過ごす。昨年のクリスマス以来だな。riverさん夫妻にずいぶん久しぶりに会った。
- 2004/09/23 (祝) 佐賀
-
所用で九州へ旅行。福岡空港へ飛んでから博多の都ホテルでイタリアンの食事。その後佐賀へ特急カモメで移動した。宿泊は駅前の東横イン。ビジネスホテルだが,安いし全室Ethernetでの高速インターネット接続完備なので選択した。部屋のトイレにウォシュレットが付いていない点だけが不満だったが,1階の共用トイレには付いていたのでまあいいか。
ノートPCを接続して「マイネットワーク」を開くと,他の部屋の客のPCが見えるのが楽しい。(笑)
Webアクセスは光ファイバー接続でなかなか速くて快適だった。
佐賀市は非常に寂れた印象の街だった。商圏はすでに郊外型の店に移っており,市の中心部の商店街は寂れる一方という構図らしい。
閑散とした佐賀市の商店街
「おヽ」(おちょぼ)で食べた京風あんみつ
- 2004/09/24 (金) デ アドミラル
-
佐賀から特急ハウステンボス号で佐世保のハウステンボスへ。ハウステンボスへ行くのは二度目だが,今回は1泊だけだ。前回と同じく場内のホテルヨーロッパに宿泊した。
ハウステンボスはオランダ風の町並みを再現したテーマパークだが,その看板レストランはフランス料理の店である。フランス料理界の巨匠アラン・シャペルの愛弟子である上柿元 勝(かみかきもと まさる)総料理長が指揮する高級レストラン群だ。迎賓館にあるエリタージュを筆頭に,ホテルヨーロッパのデ アドミラルやホテルデンハーグのエクセルシオール,ホテルアムステルダムのア クールヴェールがある。それぞれレストランの格が少しずつ違い,コースの値段も異なる設定になっている。またエリタージュだけは完全予約制でドレスコードがあり,中学生未満の児童は入れない。
実は行く前に下調べをしたのだが,エリタージュでの食事のレポートを見るといずれも「大根のコンフィとフレッシュフォアグラのソテー」を絶賛しており,是非これを食べたいと考えた。しかしエリタージュのメニューではこれは26,250円のロイヤルコースにしか含まれていない。サービス料や飲み物代を加えると二人で7万円の世界だ。いつかは行ってみたいと思うが,今回は断念した。
結局デ アドミラルでのディナーとなったのだが,Webサイトには何故か一番高い16,800円のコースが掲載されていない。16,800円のコースがあることは前回行って知っていたので,当日行ってメニューを見てから決めようということになった。昼過ぎにレストランの入り口で直接メニューを見せてもらうと,やはり16,800円のコースがある。しかもなんと「大根のコンフィとフレッシュフォアグラのソテー」が含まれているではないか。一瞬でこのコースに決まってしまった。(笑)
夕方まで遊んで,わくわくしながらデ アドミラルに向かった。
デ アドミラル Lumiere コース \16,800
*いかげそのマリネ(アミューズ)
*カナダ産オマール海老のジュレ 季節の野菜添え
*大根のコンフィとフレッシュフォアグラのソテー
*シャンピニオンとトリュフ入りのスープロワイヤル
*五島沖で獲れた天然鯛のポシェ キャビア添え グリーンソース
*長崎牛背ロース肉のグリエ 赤ワインソース 愛野産ポテト添え
*サラダメランジェ
*フランス産チーズのいろいろ
*デ アドミラル特製のデセール
*コーヒー,小菓子(プティフール)
いかげそのマリネ(アミューズ)
カナダ産オマール海老のジュレ 季節の野菜添え
大根のコンフィとフレッシュフォアグラのソテー
シャンピニオンとトリュフ入りのスープロワイヤル
アミューズはイカのゲソとパプリカを使った一口サイズのマリネ。ぱくっと食べるとなかなか美味で,本コースへの期待にわくわくさせられる。
前菜のオマール海老はハサミの部分の身だけを剥いて使っていた。ジュレはいわゆる「にこごり」だが,海老の香りが濃厚で,身や野菜と一緒に食べるととても旨い。彩りとして小さく紡錘形にカットされたキュウリ・大根・にんじんのトリオが見た目でも楽しませてくれる。野菜が美味しいのは長崎という地の利があるのだろうな。
続いてもう一つの前菜として来たのがお目当てのフォアグラ大根だ。一口食べてみてうなってしまった。複雑で芳醇かつ調和のとれた味わいは実に見事。あるサイトのレポートで奥さんがご主人に一口も分け与えずに全部食べてしまったというのも納得できる旨さである。(笑)
スープは透明なコンソメと固まった茶碗蒸し状の部分で二層のロワイヤル。トリュフの香りが濃厚だ。
五島沖で獲れた天然鯛のポシェ キャビア添え グリーンソース
長崎牛背ロース肉のグリエ 赤ワインソース 愛野産ポテト添え
フランス産チーズのいろいろ
デ アドミラル特製のデセール
メインも魚と肉の2本立て。鯛はそれ自体は普通だが,グリーンソースが実に旨い。「フランス料理はソースで食わす」という言葉が実感できる。
圧巻なのは長崎牛のグリエだった。もちろん良い肉を贅沢に使ったものだが,なんと言っても赤ワインソースが素晴らしい。ソースだけをパンにつけて食べてみても,ちょっと酸っぱいだけでぜんぜん美味しくない。ところがこのソースを肉と一緒に食べると,なんとも言えない複雑で美味しい見事な味に化けてしまう。まさにこれこそが上柿元マジックなのだろう。実は前回来た時もメインの肉料理(今回とは違うものだが)で全く同じ感動を味わった。実際,これが味わいたくて僕はここに来たのだと思う。
メインとサラダが終わると,チーズだ。10種類ほどのチーズを若い女性のスタッフが持ってきてくれた。フランス料理ではこのタイミングでチーズが入るのが正式だが,実は理由がよく分からないのでこの女性に聞いてみた。チーズは消化を助ける効果があるので食後に食べる習慣があるのだそうだ。なるほどね。もちろんチーズも美味しいものが取り揃えられていた。ただ日本人によく好まれる軽い物ばかりだった印象はある。
デザートはワゴンだ。5種類のケーキと2種類の果物,2種類のアイスクリームから好きなだけ食べることができる。すでに満腹だが甘いものは別腹ということで,結局5種類のケーキを一切れずつ全部食べてしまった。(笑)
ケーキは誰が作っているのかと聞いてみると,ホテルデンハーグのエクセルシオールに専属のパティシエが居て,その人が上柿元レストラン群のすべてのケーキを作っているのだそうだ。もちろん一流のパティシエであることはその作品を一口食べれば自明である。
食事の後は花火を見たり,場内の夜景を楽しんだりして過ごした。場内のホテルに泊まるというのは『非日常』の演出だ。ヨーロッパ風の幻想的な夢の街の住人になった気分が味わえる。ゆったりと過ごす大人の休日。ハウステンボスは僕のお気に入りの場所である。
- 2004/09/30 (木) アモルファスではなかった
-
産業総合研究所から「ついにわかった!光ディスクの高速書き換え原理」というプレスリリースが発表された。
書き換え型のDVD/CDなどで広く使われている相変化記録だが,その記録原理は従来考えられていたアモルファス相との相転移では無く,実は結晶構造の変化によるものだという研究成果だ。相変化記録方式自体は1960年代に開発された歴史の古い技術だ。実は有機色素記録(CD-R等)や,光磁気記録(MO)よりもずっと古い。何十年もの間,アモルファス相との相転移が記録原理だと信じられてきた。実際Googleなどで「相変化 アモルファス」で検索すると山のように解説サイト(それも一流企業の広報系)が出てくる。
もちろん結晶構造の変化自体も「相変化」と言えなくはないので,「相変化記録」の名前自体を見直す必要は無さそうだが,本当に驚きの新事実である。