路上商人


天秤棒を担いでの道路物売りも多い。ベトナムの人は愛想がいい。が、騙されてはいけない。Sさんは椰子の実売りの愛想のよいおじさんに交差点での安全確認など、親切にしされて、椰子の実までくれるゼスチャー。
受け取ったとたん「50000ドン(500円)寄越せ」と豹変。高いもんについた。世の中いい奴ばかりではない。

バイクの氾濫


街はバイクの氾濫。庶民にもっとも利用されている。バイクタクシーもある。「バイクに乗ってどこへ行くのだろう」とガイドに聞いたら「もちろん通勤や用事に使いますが、暑いからだだ走っている人のいるのですよ」と教えてくれた。あちこちで「HONDA」の看板を見かけたが、バイク屋のことだそうだ。


アオザイ


アオザイとはベトナム女性の民族衣装のこと。市場やアオザイ専門店で自分の好きな布地を選び、オーダーメイドするのが一般的だ。同じアオザイでも、南北でデザインに違いがあり、南部ではゆったりラインで裾丈も短くキュートな感じ、一方北部では体にフィットしたラインでセクシーな装い。布地の色柄の種類は実に豊富で、意外な色の組み合わせ、花や蝶の定番模様から幾何学的な珍しい模様もある。

純白のアオザイは女学生の制服。日本の小ギャルどもと違って、髪は黒く長くストレートで茶髪などはいない。みんな華奢でスマート。顔も日本人とよく似ており、愛くるしい。出来ればお持ち帰りしたいようだ


ホーチミン市でクリントン前米国大統領も訪れてという有名なベトナム料理のレストラン。外見も瀟洒で懐具合を考えるとちょと躊躇したが腹いっぱい飲んで食べて100000ドン(日本円で焼く1000円)と安い。その他フランス料理、中国料理なども楽しめる。
 

ベトナム料理


ベトナムは中国とフランスの影響も受けた、たいへんに食いしん坊な国。米を使った料理も多く、日本人にもなじみやすい。米から作ったベトナム風のうどん、フォーは、あっさりしたスープに牛肉、シーフード、すり身団子などいろいろな具をのせて食べるもので、人気メニューのひとつ。ライスペーパーで包んだ生春巻や揚げ春巻きチャー・ゾー、ベトナム風お好み焼きバイン・セオもおすすめだ。


思い出の歌


前サイゴン特派員2人が夕食のとき’60年後半から’70年初めにかけて流行った歌の話になって「こんな歌だった」と口ずさんだ。それを聞いた店のウェイターが「その歌なら知っている」と歌いだした。2人は大感激。

その歌はチンコン・ソンという男性歌手が歌う
「雨」とうい反戦歌。チンコン・ソンは数年前に
亡くなったが、歌はDCになって今でも売って
いる。

サイゴン支局


戦前の昭和16年には西日本新聞社はサイゴン支局を開設していた。資料を頼りに、その所在地を探したが、わからなかった。「TOSHIBA]の看板があるところ付近にあったと思われる。

前特派員が宿泊したホテルも探したが見つからなかった。過去は歴史のかなたへと消え去っていた。